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達 磨 寺だるまじ

 JR大和路線と近鉄生駒線のターミナル駅王寺駅の南東(北葛城郡王寺町本町2-1-40)にある臨済宗南禅寺派の古刹です。

 『日本書紀』推古天皇21年(613)12月条に載る、聖徳太子が、片岡で出会った飢人が、達磨太子にほかならないとする後代(平安末から鎌倉初期)の伝承によって、13世紀前半に創建された寺で、近年石製宝篋印塔などが本堂下から発掘され改めて注目されました。
 近辺に、現在は黄檗宗となっている聖徳太子建立を伝える古刹「放光寺」、その鎮守であったと思われる「片岡神社」などの史跡があります

 重要文化財に指定されている「達磨寺中興記石幢」は文安5年(1448)のもので、室町幕府の援助を受けて大規模な改修が行われたことがわかります。そのほか、木造聖徳太子坐像(建治3年1277)と木造達磨坐像(永享2年1430)も重要文化財の指定を受けています。

 当ホームページからは、『絹本著色仏涅槃図』を可視光線撮影画像と近赤外線撮影画像及び、双方を比較・連動した画像を公開しています。

 画面右下の『絹本著色仏涅槃図』の文字をクリックして画像をご覧ください。



中興記石幢(重要文化財)


絹本著色仏涅槃図けんぽんちゃくしょくぶつねはんず



達磨寺のご案内
住所奈良県北葛城郡王寺町本町2-1-40
交通JR大和路線王寺駅から徒歩15分または
明神1丁目、白鳳台2丁目行バス 張井下車すぐ
拝観時間境内自由(本堂拝観は9:00〜日没)
拝観料本堂拝観=100円
駐車場10台(無料)
お問い合わせ0745-31-2341

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