手向山八幡所蔵「転害会図会」(絵巻)

 手掻会(転害会もしくは碾磑会とも)は、八幡神が宇佐から影向した神迎えの様子を再現した行事で、毎年五月、神輿3基の渡御、神供・祭式のほか、田楽・舞楽の奉納が行われました。
 天文8年(1539)までは勅祭として行われ、それ以降も郷民たちの手によって行われましたが、神仏分離の影響もあり、行列は途絶、現在では祭式のみが神社内と転害門で行われています。
 手向山八幡宮には、この絵巻のほかにも、舞楽面や装束、楽器など多数の神宝が保存されていいます。

三巻紙巻き