袋中上人絵詞伝

上巻・下巻

心光庵旧蔵 山城郷土資料館(寄託)

心光庵旧蔵(山城郷土資料館寄託)『袋中上人絵詞伝』 『袋中上人絵詞伝』は、奥州磐城平(現福島県いわき市に生まれ、浄土宗名越派の僧と して琉球に渡り、尚寧王のもとで琉球の宗教・政治に大きな影響を及ぼし、大和に戻っ て以降は京都・奈良の地にあって南都三曼荼羅の普及など、浄土教の宣揚に力を尽した 袋中上人(1552〜1639)の一生を描いた絵巻物。心光庵は袋中が後年身を寄せた木津川 流域の庵ですが、明治初期に廃絶しました。『袋中上人絵詞伝』には数種の伝本があり ますが、絵巻物としての形態を保っているのは、「心光庵旧蔵本」と「京都・袋中庵蔵 本」との二種だけです。袋中庵本は榕林書林から影印本が刊行されています。

 紙本二巻彩色(一部金泥) 寛延2年(1749)
 上巻 27.5cm×1365.0cm
 下巻 27.5cm×1403.8cm

袋中上人絵詞伝 巻姿

袋中上人絵詞伝 巻姿(合成)