奈良女子大学学術情報センター
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白 雲 日 記

本 文 行程表 行程図
 作者知紀は67歳の年、念願の富士山を見に京都を旅だつ。帰京したのは明治天皇即位の18日前という御時節で、作者自身も横浜でアメリカ人の医師・スイドルに膝の痛みを診察してもらったり、イギリス国の蒸気船・アルビヲン号に乗るという体験をしている。静岡辺りで遠く富士を臨み、同船のインド人に尋ねて曰く「あれほどの山が外国にもあるか」。「高山は多いが、これほど麗しい山はどの国にもない」が答えであった。
「椙山國文学」第十号(昭和61)に”八田知紀の「白雲日記」(解説・翻刻)”があります。
翻刻文はそちらをご参照ください。  

コメント・行程表・行程地図の作成については、
本学文学部日本アジア言語文化学講座の学生の協力を得ました。









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