奈良女子大学学術情報センター |
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江戸後期の国学者、高田(小山田)与清が文化十四年(一八一七)年8月17日、神田川辺りを出発し、千葉まで旅行した時の十一日間の日記。 平将門が本拠とした城跡(千葉県相馬郡)を訪ねる事が一応の目的で、日記の題名になっている。将門の肖像についての作者の意見を一つ。 「いかに腹黒くとも、多くの兵に尊み敬われて、朝廷を倒そうとまで企てたのだから、さほど悪相の筈はない。大悪人には(かえって)柔和の相があるものだ」 |
相 馬 日 記
本 文 行程表 行程図 「房総文庫 4」(千葉:房総文庫刊行会,1932 流山:崙書房,1973)に”翻刻「相馬日記」”があります。
翻刻文はそちらをご参照ください。コメント・行程表・行程地図の作成については、
本学文学部日本アジア言語文化学講座の学生の協力を得ました。