奈良女子大学学術情報センター
電子画像集 江戸時代紀行文集

 

日光紀行

 

本 文 行程表 行程図
 
 

 天保14(1843)年、江戸幕府は老中水野忠邦の主導下、天保の改革の一環として十二代将軍徳川家慶の日光社参を大規模にとり行った。
 『日光紀行』は、その際の水戸藩主徳川斉昭の紀行文。斉昭は将軍より三日早く小石川の邸を出発し、将軍が通ることとなっていた宇都宮経由の日光街道(東街道)ではなく、鹿沼経由の西の例幣使街道を通過している。
 所々の土地名に興味を示し、その名を織り込んだ歌を詠んで宿の襖に書き付けるなど、悠々とした多才な人物の姿が窺われる。

コメント・行程表・行程図の作成については、本学文学部
日本アジア言語文化学講座の学生の協力を得ました。



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