奈良女子大学学術情報センター |
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井 上 通 女 紀 行 |
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翻刻・コメント・行程表・行程地図の作成については、
天和元(1681)年、作者が22歳の時、讃岐丸亀藩主京極高豊の母養性院に召され、父と共に江戸へ向かった折の道中記が『東海紀行』である。
天龍川を越えた所で「しはぶきやみ」にかかり、父の諌めもあって執筆を断念している。
『帰家日記』は、養性院の没後、元禄2(1689)年、弟と共に讃岐へ帰郷した際の旅日記で、時間的・精神的余裕があるためか、多くの和歌・漢詩を詠んで昔人や故君を偲んでいる。関所改めを異常に怖がっている様子も注目される。
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