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簾 中 旧 記

 

翻刻付き

本  文


 内題・尾題・外題とも「簾中旧記」.写本1冊.著者は室町時代の故実家伊勢貞陸(さだみち.1463−1521).末尾に江戸時代の故実家伊勢貞丈(1717―1784)の識語がある.

 「此簾中旧記ハ東山殿の御台所妙善院殿の時の女房衆の事ともを記せるもの也」(貞丈識語).本文中の見出しを書き出しておくと,「御所様より御所々々への御うはかきの事」,「御産所の事」,「正月御こはくこまいりやう」,「正月御はかためやうたい」,「正月御つえの事」,「五月後くすたまの事」,「御なりの事」,「御所さまの御やうたい」,「大上らふの御つほねすまゐの事」,「御よめいりの時の事」,「御かけ候まほりの事」,「女はう衆御持候扇の事」,「女はういしやうの事」,「公方より御ふちの事」.

 なお,本書は,『群書類従』第23輯武家部に翻刻されている.

神戸大学国際文化学部講師 宇野田尚哉

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