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自筆資料目録の公開にあたって
ここに収録された遺稿は、岡博士の一周忌(1979年)に際し
晩年まで身近に置かれていたものを披見して以来、数次にわたって見出されものであり、
中には寄贈直前に見つかったもの、遺族以外の方が所持していて寄贈されたものなど、
来歴はさまざまである。
遺稿の大半は、岡博士の手により、大判封筒などを使用して多くの束に分けられた状態にあった。
寄贈に至るまでに多数の人の手に触れて、束内の順序、束と束の関連など、必ずしも
整然としたものではない。あるいは、岡博士の手元にあった当初から、頁の順序が逆になっていたり
乱れていたと思われるところもある。更に、戦中戦後の物資不足の時代に、大量の用紙を必要とする
研究のために、岡博士は余裕があった初期の時代の研究記録の裏面あるいはノートの余白を活用されていた。
用紙の両面が異なる時代に書かれている場合、古い方の面は順序が乱れていることが多い。
整理に際して、保存されていたときの小さな束はほぼそのままに、大きな束は内容によって分割した。
この自筆資料目録は、Web上での公開のために、大略年代順にしてあるが、必ずしも貫徹されているわけではない。
日付がはっきりしないもので、内容からの推定で年代(日付)を付したものもある。
主要なもの - 遺稿の数734点のうち189点 - については、原資料の画像(大半は PDF )も公開している。(目録中の
リンク色青になっている部分をクリックすると画像が見られます)