酵母の形質転換法(酢酸リチウム法)
酵母にプラスミドDNAを導入する方法としては、細胞壁を取り除いて行うスフェロプラスト法と、酢酸リチウム法がある。形質転換体の出現頻度は、スフェロプラスト法の方が10〜100倍高いが、手間がかかるのと熟練を要するため、一般的に、簡単な酢酸リチウム法が用いられている。しかし、ゲノムDNAライブラリーを形質転換する場合や遺伝子破壊を行う場合には、スフェロプラスト法を推奨する。
準備:
- OSBバッファー(one step buffer):作り置きはしない
- 0.2 ml ------ 1M LiAC
0.8 ml ------ 50% PEG 3400
25 μl ------- 4M DTT(dithiothreitol)(あらかじめチューブに入っている。)
方法:
*菌株によって異なるが、約3-7日でコロニーが現れる。