- サザンブロッティング法
- アガロースゲル電気泳動法で分離したDNA断片をナイロンメンブレンに転写する方法で、サザンハイブリダイゼーションに先立って行われる。
- 準備:
- 0.25M HCl
変性溶液 (1.5M NaCl, 0.5M NaOH)
中和溶液 [1.5M NaCl, 0.5M Tris-HCl (pH 7.5)]
10×SSC
ナイロンメンブレン(GeneScreen Plus; NEN Research Products)
方法:
<前処理>
- 染色し、写真撮影を終えたアガロースゲルを0.25M HClに浸して30分間振盪する。
- DW中でゲルをすすぐ。
- 変性溶液に浸して、30分間振盪する。
- DW中でゲルをすすぐ。
- 中和溶液に浸して、30分間振盪する。
<ブロッティング>
A:バキュームブロッティング
パルスフィールド電気泳動法で分離したゲルは、この方法を用いる。
- ゲルよりも大きめに切ったナイロンメンブレン(GeneScreen Plus; NEN Research
Products)をシリコンマスクの窓をふさぐようにを置く。*念のためにラップですき間をふさいでもいい。
- ナイロンメンブレンに前処理の終わったゲルをのせる。
- 10×SSCに浸したスポンジをゲルの上にのせる。
- バキュームブロッティング装置(バイオクラフト社)を用いて、7.5 cm/ H2Oの圧で60分間処理し、DNAをナイロンメンブレンに転写する。
- ペーパータオルで余分な液をぬぐい、UVイルミネーターで302nmの励起光を5分間あてることにより、DNAをメンブレンに架橋して固定した。
*ナイロンメンブレンの接する面にはサランラップを敷いて、直接ナイロンメンブレンが接しないように注意する。
- 処理の終わったナイロンメンブレンを2×SSCですすぎ、ペーパータオル上で乾かす。
B:キャピラリーブロッティング
通常のアガロースゲルの場合には、この方法を用いる。以下のようにセットする。
*図は近日中に載せます
(↓とりあえず写真)
