寒天末・電気泳動法
分子生物学的な実験においては、DNAの分離に頻繁にアガロースゲル電気泳動法が用いられる。しかし、形質転換した大腸菌からプラスミドを単離し、目的の大きさのDNAが調製できているかを確認する場合では、高価なアガロースゲルを使うのがもったいないと感じることがある(節約!)。こういった時、アガロースの代わりに寒天平板培地の作成に用いる「寒天末」を使用することが可能である。
ただし、正確なサイズ測定には適していない。
0.8%のアガロースゲルの代用として用いる場合には、寒天末(ナカライテスク)を1.3%の濃度で用いる。
*寒天末はアガロース(HGS)の約10分の1の値段である。