ゲノムDNAの調整法(ミニプレップ)
ゲノムDNAの解析、PCR用のテンプレートの作成のためのゲノムDNAの調製方法で、短時間にDNAを得るのに適している。
- 準備:
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- LiCl-TritonX-100
- 2.5M LiCl, 50mM Tris pH8.0
4% TritonX-100
62.5mM EDTA pH8.0
- フェノール:クロロホルム(1:1)
方法:
- 1mlの液体培地で28℃、一晩振盪培養する。
- 1.5mlチューブに移し、15000rpmで5分間遠心集菌する。
- 上清を捨て、200μlのLiCl-TritonX-100に懸濁する。
- 200μlのフェノール:クロロホルム(1:1)を加え、0.4gのグラスビーズの入ったフタ付きチューブに入れる。
- FirstPrep 120( BIO-101)にチューブをセットし、スピード5.0で20秒間、細胞破砕を行う。
- 15000 rpmで20分間遠心し、上清をチップで1.5mlチューブに移す。
- 200μlのクロロホルムを入れ、軽くボルテックスし、15000rpmで10分間遠心する。
- 上清を新しい1.5mlチューブに移し、500μlの100 %エタノールを加え、軽くボルテックスし、-80℃に20分間静置する。
- 15000 rpmで4℃で30分間遠心する。
- 上清を捨て、沈殿を70%エタノールで洗い、乾燥させる。
- 20-50μlのTEに懸濁する。