教員からのメッセージ

教員からのメッセージ

  • スポーツ科学コース(大学院)
    同コースは、改組にともなって学部は平成26年度から生活環境学部の所属となりましたが、大学院は変更なく人間行動科学専攻に所属します。

 

人文社会学科

古代文化学コース

佐原 康夫
SAHARA Yasuo
教授 日本にとって中国は常に「隣の超大国」でした。その根源が形成された古代中国の歴史像を、文献史料と考古学資料を総合しながらイメージ豊かにとらえ直すことを目指しています。
  • 専門:中国古代史
  • 研究テーマ:中国古代社会のメカニズム
  • 主な担当科目:東洋古代学概論、東洋古代学特殊研究
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宮路 淳子
MIYAJI Atsuko
教授 人類が誕生して以来、食料獲得・食料生産の歴史は長く、固有の文化・社会の形成と不可分に発展してきました。遺跡に残る人間と環境との関わりを示す試料から、その遺跡を遺した人々の日々の営みや経済基盤を追究し、社会構造の変化との関わりを明らかにします。
  • 専門:環境考古学
  • 研究テーマ:先史・古代における食料獲得・食料生産経済
  • 主な担当科目:考古学概論、考古学特殊研究
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出田 和久
IDETA Kazuhisa
教授 集落の景観は地域や時代により多様で、そこには社会や文化が投影されています。この集落景観を機能や形態などから捉え、社会の変動の一側面を抽出します。また、古代地域空間が、律令国家によってどのように有機的に組織化されていたについて、条里や国府などを通じて明らかにします。
加須屋 誠
KASUYA Makoto
教授 奈良の古社寺には仏像や仏画など数多くの文化財が伝来しています。制作当時の文化的枠組みを重視しつつ、そうした作品を解釈することを通して、過去の人々が追い求めた「聖なるもの」のイメージを歴史的に跡づけ、それとの対照のうちに、現代を生きる私たち自身の価値観を省みることを目指しています。
  • 専門:日本美術史
  • 研究テーマ:美術と仏教儀礼・絵巻物と掛幅説話画研究
  • 主な担当科目:日本美術史概論、日本美術史特殊研究
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河上 麻由子
KAWAKAMI Mayuko
准教授 日本の歴史が、古代においても国として、孤立して展開したわけではないことは、歴史学の分野ではすでに常識になっています。では、空間的にどこまで、どのようにひろげれて考えればよいのか。これに対する回答が、多くの研究者によって模索されているところです。この模索は、私たちが現実に生きているこの世界は、過去にどのようなものだったのかを追究することでもあります。日本史の立場からこの問いに取り組むことが、現在の私の課題です。

歴史学コース

小路田 泰直
KOJITA Yasunao
教授 私たち日本人が、自分を反省し、把握するための学問、それが日本史です。したがって、日本史とは単純な客観主義に立てない学問です。主観と客観の狭間で悩む人に集まってきてほしいと思います。
  • 専門:日本近代史
  • 研究テーマ:日本近代における都市と国家の関係
  • 主な担当科目:日本史概論、日本史特殊研究、歴史学実習
  • 主な著書: 『「邪馬台国」と日本人』(平凡社,2001年)、『国家の語り方―歴史学からの憲法解釈―』(勁草書房,2006年)、『古代日本の構造と原理』(共編,青木書店,2007年)、『日本史の思想―アジア主義と日本主義の相克―』(新装版,柏書房,2012年)ほか
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西谷地 晴美
NISHIYACHI Seibi
教授 従来とは異なる視点で史料から情報を抽出し、それを整理・統合すると、それまでとは違った歴史像がみえてくるときがある。歴史学の醍醐味がここにあります。中世を舞台とした推理の世界にチャレンジしたい人を待っています。
  • 専門:日本中世史
  • 研究テーマ:日本中世の自然・所有・歴史意識・政治思想
  • 主な担当科目:日本史特殊研究、日本史演習
  • 主な著書: 『日本中世の気候変動と土地所有』(校倉書房,2012年)、『新体系日本史3 土地所有史』(共著,山川出版社,2002年)、『弥生時代千年の問い』(共著,ゆまに書房,2003年)ほか
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西村 さとみ
NISHIMURA Satomi
准教授 「日本的」と形容される文化はいかなる性格をもち、どのように形成されたのか。さまざまな視点から対象にアプローチできるこのコースで、上の問題を追いかけています。みなさんも、開かれた学問的環境のなかで、自らの課題を見つけましょう。
  • 専門:日本文化史
  • 研究テーマ:「国風文化」の成立と展開
  • 主な担当科目:日本史特殊研究
  • 主な著書:『平安京の空間と文学』(吉川弘文館,2005年)、『平安京』(共著,吉川弘文館,2002年)、『「親信卿記」の研究』(思文閣出版,2005年)ほか
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矢島 洋一
YAJIMA Yoichi
准教授
時にはたった一枚の古文書の解読に血道をあげ、時にはユーラシア規模で展開された人間の活動に思いをはせる。歴史学には色々な面白さがあり、アジア史は様々な関心に応えてくれます。アジア史に対して多彩な興味を持つ学生の皆さんを歓迎します。
  • 専門:内陸アジア史
  • 研究テーマ:中央アジア・イスラーム史、モンゴル帝国史
  • 主な担当科目:東洋史概論、東洋史特殊研究
  • 主な著書:『イスラームの神秘主義と聖者信仰』(共著,東京大学出版会,2005年)、『ペルシア語が結んだ世界』(共著,北海道大学出版会,2009年)、History and Culture of Central Asia(共著,イスラーム地域研究東京大学拠点,2012年)
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渡辺 和行
WATANABE Kazuyuki
教授 今「記憶の作り方」が問われています。過去をいかに未来に反映させるかは、過去をいかに反省するかしだいです。未来を希望をもって語るためにも、「未来のための記録」作りへの参加を、近現代史に関心のある学生に呼びかけます。
  • 専門:フランス現代史
  • 研究テーマ:19-20世紀のフランス政治史
  • 主な担当科目:西洋史概論、西洋史特殊研究、西洋史講読
  • 主な著書: 『近代フランスの歴史学と歴史家』(ミネルヴァ書房,2009年)、『知識人の責任』(共訳,晃洋書房,2009年)、『エトランジェのフランス史』(山川出版社,2007年)ほか
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山辺 規子
YAMABE Noriko S.
教授 時間的にも空間的にも遠い世界について知ることは、思いこみを正し、広い認識を持つことにつながります。自分で史料を読みながら、時空を超えた世界に生きた人々の世界を、自分なりの再構成していくおもしろさを味わってみましょう。ここでは、西洋につながる広く古い世界の歴史の中から、自分が関心を持つテーマについて、自分なりに勉強していってもらっています。
  • 専門:前近代西洋史
  • 研究テーマ:中世イタリアの社会、ヨーロッパの食文化史
  • 主な担当科目:西洋史概論、西洋史特殊研究、史料学実習
  • 主な著書: 『大学で学ぶ西洋史[古代・中世編]』(共編著,ミネルヴァ書房,2006年)、『イタリア都市社会史入門』(共編著,昭和堂,2008年)、『食事の歴史』(共編訳,東洋書林,2009年)、『地中海ヨーロッパ』(共編,朝倉書店,2010年)ほか
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  • 研究シーズ集
田中 希生
TANAKA Kio
助教 最近、歴史学に必要なものが、二つある気がしています。それは、普段は見過ごしがちで、見なかったことにさえされてしまう、世界の歪(いびつ)さを丹念に見通す「誠実」と、そして自分の歪な言葉を、それでも口にする「勇気」です。均整のとれた真実はもちろん美しいものですが、ときに口をつく、歪な嘘が美しいこともあります。夢や嘘、神話や理想もまた、人間の歴史の一部です。思い切って、そんな歴史の世界に飛び込んでみてください。
  • 専門:日本近現代史
  • 研究テーマ:歴史における自由について、歴史とはなにか
  • 主な著書:『精神の歴史―近代日本における二つの言語論―』(有志舎,2009年)
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社会情報学コース

中島 道男
NAKAJIMA Michio
教授 問題関心は人それぞれです。倫理・道徳、社会理論などにはゾーッとしてもかまいません。それは私がおもしろがってやっていることですから。大事なのは、おもしろがってトコトン取り組める、自前のテーマを持つことです。好奇心旺盛な方、大歓迎です。
  • 専門:理論社会学・現代社会論
  • 研究テーマ:現代社会と倫理・道徳、デュルケムと現代社会理論
  • 主な担当科目:社会学概論、社会学理論特殊研究
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石崎 研二
ISHIZAKI Kenji
教授 なぜそこに都市が立地するのか。なぜ発展する都市と衰退する都市があるのか。それに伴って、都市に居住する人々の生活はどのように変容するのか。私の主な関心は、都市の成立とその動態について理論的・実証的に明らかにすることです。そのための分析道具として地理情報システム(GIS)や数理的手法を用いることもありますが、現地調査を兼ねたフィールドワークも重視します。地理空間を「科学する」視点を身につけてみませんか。
  • 専門:都市地理学・地理空間分析論
  • 研究テーマ:都市の立地に関する理論・実証研究、GIS・数理モデルを用いた立地分析
  • 主な担当科目 :地域情報学概論、地域分析論特殊研究、地域情報学実習
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林 拓也
HAYASHI Takuya
准教授 就職・昇進・転職・離職など、現代の人々は職業生活において様々な転機を経験します。このようなときに人々は、さまざまな基準(やりがい、収入、家庭との両立など)によってキャリアを選択していることでしょう。その選択基準をどのように「測定」するのか、また人々による基準の違いがいかにして生じるのかを、統計的な分析によって検討しています。また、こうしたデータを収集する際に行う調査の方法についても研究をすすめています。
  • 専門:計量社会学・社会階層
  • 研究テーマ:職業志向性の計量分析、ミックスモードなどの質問紙調査法
  • 主な担当科目:計量社会学特殊研究、社会調査実習
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水垣 源太郎
MIZUGAKI Gentaro
教授 私たちの生活は、学校、会社、政府、病院といった、さまざまな社会組織や集団が提供してくれるモノやサービスによって成り立っています。しかし組織や集団というものは、いつもうまく動いてくれるわけではありませんし、そこでの人間関係に悩むことも少なくありません。私は、こうした社会組織や集団がうまく働いたり働かなかったりするしくみや、その内部に織り成されるさまざまな人間関係の問題を、「人のつながり」という社会学的な観点から考察しています。
  • 専門:組織論・政治社会学・地域社会学・宗教社会学
  • 研究テーマ:地方自治と地域社会ネットワーク、集団とリーダーシップ
  • 主な担当科目:社会情報学特殊研究、社会システム学特殊研究
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地域環境学コース

浅田 晴久
ASADA Haruhisa
准教授 たまたま卒論でバングラデシュの洪水と稲作について調べることになったのがきっかけで、それ以来10年以上バングラデシュとインドで気候変動と農業に関する調査を続けてきました。農家に住み込んで何年も村人と交わっているうちに、作付面積や生産量など数字には表れない「地域で暮らす人の営み」を学ぶ重要性に気づかされました。海外のフィールドで学んだ経験を生かして、これからは日本の農村や災害の問題にも取り組んでいきます。
  • 専門:自然地理学
  • 研究テーマ:南アジアの環境変動と地域社会に関する研究,気候風土と在来文化に関する研究
  • 主な担当科目:自然地理学概論、環境問題論特殊研究
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吉田 容子
YOSHIDA Yoko
教授 私が地理学に足を踏み入れるきっかけになったのは、大学に入ってすぐの夏休みに巡検で過疎山村を調査したことです。この時の調査に大きな刺激を受け、私は少し前まで、農山村の地域労働市場に関する研究に取り組んでいました。その結果、過疎化の進んだ農山村において女性労働力がどのような意味を持つのかがわかってきました。こうした研究を進めている頃、ジェンダーの視点から地域労働市場を分析した英語圏の研究を見つけました。現在は、労働市場のみならず、地理学の重要概念である空間をジェンダーの視点から分析する研究を進めています。
  • 専門:人文地理学
  • 研究テーマ:ジェンダー化された空間の分析、フェミニスト地理学の研究動向
  • 主な担当科目:人文地理学概論、社会地理学特殊研究
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西村 雄一郎
NISHIMURA Yuichiro
准教授 グローバル経済の下での社会変化を人々の日常生活に着目して分析する研究を行ってきました。人々のさまざまな『生きざま』を知りたいという思いで、研究のフィールドは日本の自動車産業地域から始まり、今ではラオスにたどりつきました。また、最近ではインターネットや携帯電話でも使われるようになったGIS(地理情報システム)などの地理空間情報技術(GIT:Geospatial Information Technologies)が、社会的にどのように利用されているか、またそこで生じる問題について、その動向の把握と実践的な研究の両面を行っています。
  • 専門:社会経済地理学、時間地理学、GISと社会に関する研究
  • 研究テーマ:環境・人間と時間・空間、グローバル化と日常生活
  • 主な担当科目:人文地理学概論、人文地理学特殊研究、地域環境学入門講読
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高田 将志
TAKADA Masashi
教授 活断層や地すべり・崩壊・土石流などに起因する自然災害、空中写真・衛星写真・衛星画像から読み取る環境変化、旧石器時代の年代測定、氷河・周氷河地形を通してみた人類紀の環境変遷史、植生立地環境としての地形・土壌・水・気候、ブータンの自然と人・暮らし。こんなことに興味を持って研究を進めています。環境・自然に対して素朴な好奇心をもつ人、歓迎します。
内田 忠賢 教授 コース協力教員:文化メディア学コース参照

文化メディア学コース

内田 忠賢
UCHIDA Tadayoshi
教授 地域社会、現代文化が表象する諸現象に関心があります。特に、遷り変わる都市の生活文化が面白いですね。学者業としては、都市生活誌、都市祝祭、レジャーなどの調査を行っています。机上の空論では駄目なので、現場での取材(フィールドワーク)を重視します。『踊る大捜査線』で青島刑事が言っていた「事件は会議室で起こっていない。現場で起こっている」という言葉同様、学生さんにも現場主義を期待します。
文化メディア学コースは、奈良女の元気「花マル」印です。新聞、雑誌、TVほかマスコミ志望の奈良女生、集まれ! むろん、それ以外の志望者も集まれ!
  • 専門:歴史・文化地理学、日本民俗学、都市文化論
  • 研究テーマ:都市社会と生活文化、地域文化の変容、風景論
  • 主な担当科目:環境文化論特殊研究、現代民俗論特殊研究、文化メディアインターンシップ
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武藤 康弘
MUTO Yasuhiro
教授 奈良は地理的に大和盆地、東山中、吉野地域に区分され、それぞれの環境に適応した生業があり、生活道具である民具や祭祀・儀礼が伝承されています。他地域との比較研究ならびに歴史的展開を研究する上で、絶好のフィールドと言えます。こうした奈良の祭や民俗の世界を対象に、映像取材の実習をおこない、記録・発信メディアの活用法を伝授します。
  • 専門:文化人類学・民族考古学
  • 研究テーマ:山間地の生業と食文化および儀礼研究
  • 主な担当科目:文化人類学概論、文化人類学特殊研究、文化メディア学実習
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小川 伸彦
OGAWA Nobuhiko
教授 人間はわがままなくせに、一人では生きていけません。<文化>はそんな人間同士の接着剤なのかも。でも、文化の違いが時には争いの原因にもなったり......。
一筋縄ではいかない文化の世界を、皆さんと追求していきましょう。ちなみに僕は、国宝・正倉院展・博物館・故郷の記憶・民族まつりなどをこれまで研究の素材にしてきました。
  • 専門:文化社会学、文化遺産論
  • 研究テーマ:<文化>生成のプロセスと機能
  • 主な担当科目:文化社会学概論、文化社会学特殊研究、文化メディア学講読
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寺岡 伸悟
TERAOKA Shingo
教授

観光文化、メディア文化、ローカル文化コンテンツ、食と農をめぐる文化、まちづくり、地域メディアなどを、文化メディア学的視点(文化を媒介・創造するモノとして対象を視る視点)から読み解いていきます。

  • 専門:文化社会学、観光社会学、地域文化メディア論
  • 研究テーマ:メディア文化論、観光文化論、ローカル文化コンテンツ論
  • 主な担当科目:地域メディア論特殊研究、なら学概論、なら学フィールドワーク実習
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言語文化学科

日本アジア言語文化学コース

鈴木 広光
SUZUKI Hiromitsu
教授 日本語は日本人だけのものではありません。その昔、来日した外国人たちが日本語について、あるいは日本語で書き残した文献資料を読み解きながら、このことばのもうひとつの姿をうかびあがらせたいと考えています。
尾山 慎
OYAMA Shin
准教授 文字を使って言葉を書くことの歴史に興味をもっています。日本語はもともと独自の文字を持っておらず、古代は漢字だけを使っていました。平仮名や片仮名はそんな時代を経て生まれたものです。また、たとえば「11月3日は祝日で日曜日です」という文章には「日」という字が四回でてきますが、いずれも読み方が違います。このような漢字の使い方の複雑さ、多様さの根源もまた、この時代に求めることができます。漢字とともに歩んできた日本語の歴史を見つめてみましょう。
奥村 和美
OKUMURA Kazumi
教授 これまで主に、『萬葉集』の大伴家持の歌における中国文学の受容のあり方を研究してきました。これからは、そのような比較文学的方法も駆使しながら、さらに、家持にとって聖武朝の有する意義を、作品の分析を通して明らかにしたいと考えています。
千本 英史
CHIMOTO Hideshi
教授 最近はとくに文学における空間把握ということに興味をもっています。都市論や紀行文研究、また寺院内部での法会のありようなど、文学の「場」の問題を様々なレベルで考えているところです。
自分で「考える」学生がいいですね。国文学の体系に反逆してやろうというくらいの意気込みがないと、なかなか続きません。
岡崎 真紀子
OKAZAKI Makiko
准教授 和歌のことばは、物語・説話・芸能など日本文学のさまざまな領域に浸透しています。また、詠まれた当時の社会状況や人々の考え方とくに仏教思想とも結びついているものでした。一首の歌は五七五七七のたった三十一文字ですが、それを読み解くと広くて深い視界がきりひらかれるのです。そんなふうに、和歌を手がかりとして古典文学の時空をあちこち自在に泳ぎ回るような学問をしたいと思っています。
磯部 敦
ISOBE Atsushi
准教授 あたりまえのようにある「本」にはたくさんの人たちが関わっています。そこにあるのは本を媒介とした作者-読者という単純な二項対立ではありません。書籍が手に取られる場(磁場)に働く力学は、読者のバックボーンや書籍環境、ひいては時代のありようと密接にからみあっています。また、そもそも論でいえば、なぜ「本」なのでしょうか。なぜ右開きなのでしょうか。なぜ「読む」のでしょうか。歴史や文化を「本」という視点から考えてみませんか。
吉川 仁子
YOSHIKAWA Hitoko
准教授 夏目漱石の作品を研究しています。同じ作品、同じ一文、同じ一語が、何度も読み、考え、調べるうちに、突然それまでとは違う意味を帯びて見えてくることがあります。言葉を知っていることと、言葉を真に理解することとの距離を常に意識して、一語一語を大切に読んでいきたいと思っています。
野村 鮎子
NOMURA Ayuko
教授 中国の古典文学を中心に講義しています。また、ジェンダーの視点から中国文学を読むことにも興味をもっています。「男もすなる漢文というもの、女もしてみんとて......」中国文学は奥が深くて、とてもおもしろい学問です。
大平 幸代
OHIRA Sachiyo
准教授 中国古典のなかにいるのは、聖人君子ばかりではありません。仙人や占い師やお化けだってうごめいています。あなたのすぐ隣にいるみたいに生き生きと。不可思議な出来事が当たり前のように書かれている時代、それを記録した人々って、一体どういう意識を持っていたのでしょう。古典文学の世界を、いっしょに探索してみませんか。

ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース

吉村 あき子
YOSHIMURA Akiko
教授 日常のコミュニケーションを観察し、文脈や認知環境が、情報の伝達/解釈にどのような役割を果たしているかについて、英語や日本語を対象にして、法則性を考察していきたいと思います。
須賀 あゆみ
SUGA Ayumi
准教授 私たちが日頃行っている会話はどのようにして成り立っているのでしょうか。言葉の意味や文法規則だけではなく、文脈や場面を考慮しながら、その仕組みについて考えていきたいと思います。
今野 弘章
KONNO Hiroaki
准教授 「例外」と聞いてどのような特徴を連想しますか?「無秩序」「不規則的」「特殊」といったあたりでしょうか。言葉の世界にも文法的な例外(破格表現)が存在します。破格表現を詳しく分析してみると、その内部に一定の秩序が成立しており、さらにその秩序が英語や日本語さらには言語一般の文法的特徴と繋がっていることがあります。一見不規則に思われる破格表現に潜む規則性を明らかにすることが面白くて言語を研究しています。
横山 茂雄
YOKOYAMA Shigeo
教授 文学は多様な未知の世界を私たちの前に開いてくれる扉の一つです。言葉のありかたが非日常的なので、学ぶのは容易ではありませんが、障害が大きい分だけ乗り越える楽しみも大きくなります。
西出 良郎
NISHIDE Yoshiro
准教授 お芝居の基本はダイアローグにあります。虚構の人物間を行き来する言葉はどのように振舞うのでしょうか。戯曲の非日常的言語の働きについて考えます。
齊藤 美和
SAITO Miwa
准教授 講義では、「仮面と世紀末文学」「ノンセンスと『不思議の国のアリス』」「蛇女の物語」「エンブレムと形而上詩」「ラファエロ前派の詩と絵画」「ケルトの妖精とイエイツ」などをテーマにイギリスの文学と社会について考察します。
竹本 憲昭
TAKEMOTO Noriaki
教授 現代アメリカ小説は優れた翻訳が多く、比較的容易に鑑賞できますが、翻訳にはやはり限界があります。一言一句のかけがえのなさを実感しながら原文を読んでいく楽しさをぜひ共有していただきたいと思います。
中川 千帆
NAKAGAWA Chiho
准教授 小説は社会を反映し、また社会を形作るものです。女性作家による小説には、彼女たちを取り巻く社会に対する疑問や不満、また社会への働きかけが描かれています。女性たちの性・生と社会との関わりを様々な時代に描かれた作品、特にゴシック小説を対象に研究しています。
千田 春彦
CHIDA Haruhiko
准教授 中世の騎士文学から現代の小説まで、また、歌曲やオペラなどの音楽や古今の映画も含めて、語学・文学の別なく「ドイツ学」の森を探検します。
  • 専門:ドイツ文学 ドイツ文化 ドイツ語教育
  • 研究テーマ:ドイツ語の歴史、現代ドイツ文化、ドイツ語教育
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  • 研究者総覧
吉田 孝夫
YOSHIDA Takao
准教授 ドイツ語圏の言語文化を研究しています。ヘルダーやグリムが示したように、そこでは「フォルク」(民衆、国民、民族)的であることが一つの鍵となるはずで、それは日本における「フォルク」と文化の在り方をも考えさせます。
小山 俊輔
KOYAMA Shunsuke
教授 日本の近代詩に大きな影響を与えてきたフランスの詩を読みなおし、その背後に見えてくる近代の在り方を考え、もう一度日本に戻って、ここ百年の近代とは何だったのか考えています。
高岡 尚子
TAKAOKA Naoko
教授 文学作品を中心に、フランス語で表現されたものを通じて、言葉のつながりの面白さを考えたいと思います。また、ジェンダーの視点から、言語文化を読み解くことにも挑戦しています。
マーク・スコット
Mark SCOTT
  Poetry, especially modern poetry, is thought to be difficult to understand and enjoy. Idon't think it has to be. Poetry is a kind of talking about the world , and the talking in poetry, like the talking in life, is variable---from high to low and in-between. To study poetry is to hear ourselves think and feel.
  • 研究テーマ:英米の詩の研究
トーマス・ハックナー
Thomas HACKNER
  外国の言語や文化を学ぶことは、視野を広げる絶好の機会です。ただ文法や単語を暗記するだけではなく、同時に異国の文化、風土、慣習なども学ぶことにより、比較文化的な視点も身につけてもらいたいと思っています。
  • 研究テーマ:日本近代文学・文化史、アヴァンギャルドの文学、日本近代文学における風景または自殺の美学
イザベル・トノムラ
Isabelle TONOMURA
  語学の授業でも、文学テクストの読解でも、言葉を通じて、ボキャブラリーを豊かにし、読書の習慣を身につけながら、フランス的な人間像を理解してもらえるよう努めています。
  • 研究テーマ:19世紀末フランスの文学的アナキズム

言語文化学科共通

長辻 幸
NAGATSUJI Miyuki
助教 ことばによるコミュニケーションの裏にはさまざまな推論が関わっていると考えられます。文と文をつなぐ日英語の接続表現を通して、わたしたちのコミュニケーションと推論の関係について考えていきたいと思います。

人間科学科

教育学・人間学コース

西村 拓生
NISHIMURA Takuo
教授 たとえば音楽、たとえば芝居−−それらのパフォーマンスに接したり、自ら演じたりして、自分が根底から揺り動かされ、変容したように感じた経験はありませんか。そのような美的な経験が人間形成にとって重要な意味をもつ、という考え方が、洋の東西を問わず古代から存在しました。それらの思想の検討を通じて、現代における美的経験の人間形成的意義を問い直したいと思っています。
  • 専門:教育思想史
  • 研究テーマ:芸術教育論・美的教育論の思想史的検討
  • 主な担当科目:教育史特殊研究、子ども史特殊研究、教育史演習
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  • 研究者総覧
伊藤 一也
ITO Kazuya
准教授 教育人間学とは、教育において、教育との関係において人間のあり方を問う学問です。その際、教育というのは、広く人間の文化的営為として考えることができます。私は、現在では特にオランダの教育学者であるランゲフェルトの教育人間学に興味をもって研究しています。
  • 専門:教育哲学
  • 研究テーマ:教育人間学
  • 主な担当科目:教育学概論、教育人間学特殊研究、教育人間学演習
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  • 研究者総覧
保田 卓
YASUDA Takashi
准教授 義務教育をはじめとする学校教育制度は近代になって整備されましたが、その背景には産業化・都市化・情報化など社会全体の構造変動がありました。高校ばかりでなく大学や大学院までもが進学率を伸ばしつつある今日、教育はますます社会に浸透し、そして固有の価値と論理をもって行われ、語られています。こうした現代教育の在り方を、社会システム理論という道具を使って研究しています。
藤井 康之
FUJII, Yasuyuki
准教授 小学校音楽における音・音楽、子ども、教師のあり方がどのようなものなのか、そこにはどのような課題と可能性があるのか、歴史的な手法を用いて、現在の学校音楽とのかかわりを意識ながら研究しています。このことを通して、人間あるいは子どもにとって、音楽がどのような意味を持つのかを探究したいと考えています。
  • 専門:音楽教育学、音楽教育史
  • 研究テーマ:戦前期小学校音楽の歴史的研究、カール・オルフの音楽教育、音楽授業のフィールド研究
  • 主な担当科目:音楽概論、音楽表現特殊研究、音楽教育演習
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  • 研究シーズ集
柳澤 有吾
YANAGISAWA Yugo
教授 「ひとそれぞれでいい」「個人の自由」といった言葉の背後には、旧来の抑圧的制度や規範からの解放だけでなく、拠りどころを失ってアトム化する人間の姿も垣間見えます。のめり込むように何かを妄信するのもその反動かもしれません。自己と他者を隔てているもの、あるいは自己と他者を繋ぐものはいったい何なのか、現代社会の倫理的諸問題を通して考えていきたいと思っています。
功刀 俊雄
KUNUGI Toshio
教授 私の「からだ」は誰のもの? 「身体の自由」って何? 人の命はどれだけ大切にされてきたのだろうか? 国家・社会・親密圏・個人との関わりで「からだ」はどのようなものとして捉えられ、どのようなものとして教育されてきたのだろうか? あるいはまた、そこでは「からだ」の科学はどのような役割を果たしてきたのだろうか?
  • 専門:身体文化史
  • 研究テーマ:体育・スポーツ・健康教育の近現代史
  • 主な担当科目:身体文化史特殊研究、身体文化史演習
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  • 研究者総覧
鈴木 康史
SUZUKI Koshi
准教授 近代日本を「身体」という視点で切り取ると何が見えてくるでしょうか。既存の学問では見えなかったさまざまな領野の思わぬつながりが見えてきます。遊び、健康、スポーツはもちろん文学、思想、政治、経済からマンガや音楽まで。歴史学、社会学の方法を援用しながら、こうした多様な領野を横断し、文化史、社会史、思想史的な研究を行っています。
  • 専門:身体文化学
  • 研究テーマ:近代日本の身体文化・大衆文化論、ユースカルチャーの社会史
  • 主な担当科目: 身体教育学特殊研究、子どもメディア社会論特殊研究、遊び文化論特殊研究
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心理学コース

中山 満子
NAKAYAMA Michiko
教授 情報化社会に生きる人間の行動や心理、社会が変わって変わるものは何か、 社会が変わっても変わらないものは何かを考えていきたいと思っています。現在はITを利用して親が子どもの見守る(監視する)行動とその親子関係への影響、母親同士の友人関係(いわゆるママ友関係)に関する研究に取り組んでいます。
本山 方子
MOTOYAMA, Masako
准教授 人生は学びの連続です。学校で科学や芸術を学び、職業人として熟達し、人生経験を積み知恵をつけていきます。学ぶこと教えることに伴う困難や課題を他者との関わりを通してどのように解決し、自分らしさを追究しているのか、という課題に取り組んでいます。
  • 専門:教育心理学、子ども学
  • 研究テーマ:学校およびコミュニティにおける学習・発達過程、教育・学習環境のデザイン
  • 主な担当科目: 子ども学概論 、教育心理学特殊研究、子ども活動デザイン論特殊研究
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天ヶ瀬 正博
AMAGASE Masahiro
准教授 人間の現実と生きている世界に根ざした認識を研究しています。そのような現実に即応した認識研究から認知心理学の有効性と限界を手探りしながら、他の研究分野と連携して人間のよりよい生の実現へと向けて一歩一歩進んでいきたいと思っています。
狗巻 修司
INUMAKI Shuji
准教授 現在は、自閉症スペクトラム障害をもつ乳幼児のコミュニケーションスキルについて、その障害特性と発達プロセスの解明に取り組んでいます。他者とのコミュニケーションに障害をもつ子どもたちから、我々自身のコミュニケーションの意味を考えていきたいと思っています。
  • 専門:発達心理学・発達臨床心理学
  • 研究テーマ:自閉症スペクトラム障害児における相互交渉スキルの障害特性と発達プロセス
  • 主な担当科目:発達臨床心理学特殊研究
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人間科学科共通

辻 敦子
TSUJI Atsuko
助教 教育という営みは、「目に見えないこと」や「形なきもの」によって駆動されています。また、言葉は世界を形なきものから形あるものへと飛躍させます。私たちが何を「教育」と見なすのかも、言葉において、何がどのように象られるのかに関わっているのではないでしょうか。「目に見える成果」という形では掬い切れない、教育の彩りのようなもの・ことを、「物語(ナラティヴ)」という観点から考えたいと思っています。
  • 専門:教育人間学・臨床教育学
  • 研究テーマ:人間形成論・教育と物語
  • 主な担当科目:教育学研究演習、教育学卒業演習
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スポーツ科学コース(大学院)

井上 洋一
INOUE Yoichi
教授 身体活動を含む現代のスポーツは、多様な価値が認められ、人権、環境、契約、安全などの法律的かかわりが生じています。たとえば、オリンピック選手の選考 やドーピングによる資格剥奪などの紛争等マスコミをにぎわすような事件も起こってきました。これらスポーツと新しい法的問題を研究しています。
藤原 素子
FUJIWARA Motoko
教授 身体運動は脳からの指令により、神経と筋の働きによって遂行されます。バイオメカニクスとは、生理学や力学の面から身体運動のしくみについて明らかにする学問であり、動機となる心理的な側面からも"よりよい動き"について研究しています。
  • 専門:バイオメカニクス、運動生理学
  • 研究テーマ:身体運動におけるスキルの熟練機構
  • 主な担当科目:バイオメカニクス特論 バイオメカニクス演習
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成瀬 九美
NARUSE Kumi
教授 こころの動きはからだの動きとなる。日常空間で無意識に表出されるしぐさや身ぶりから、舞踊や伝統芸能の意図的で洗練された表現まで、さまざまな身体表現 を取り上げながら、人間にとっての身体表現の意味を考えます。また動きの持つコミュニケーション機能や心身への作用特性について、脳波、呼吸、心拍などの 測定や動きの観察を通して研究しています。
星野 聡子
HOSHINO Satoko
准教授 ヒトは社会的な生物です。環境に適応するためには生理的・心理的・行動的にどのように反応しているのでしょうか。ストレス環境における運動・行動時の最適 パフォーマンスや生理的覚醒・情動的覚醒について生理的測度を従属変数として評価し、メカニズムの解明やセルフコントロールの可能性について研究しています。
  • 専門:スポーツ精神生理学
  • 研究テーマ:競技力に反映される情動と自律神経系応答との関係
  • 主な担当科目:スポーツ生理学特論 スポーツ生理学演習
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石坂 友司
ISHIZAKA Yuji
准教授 オリンピックに代表されるスポーツ・メガイベントがどのような社会的背景・力学で開催されるのか、なぜ都市・地域・国家はメガイベントを必要とするのかについて、歴史社会学の視点から研究を行っています。また、イベント開催後に生み出される遺産と課題、地域変容について、長野オリンピックを事例にフィールドワークをしながら探求しています。
  • 専門:スポーツ社会学
  • 研究テーマ:スポーツ・メガイベントと遺産、都市・地域変容
  • 主な担当科目(学部):体育社会学、生涯スポーツ論概論、コミュニティ子ども特殊研究
  • 主な担当科目(大学院):スポーツ社会学特論、スポーツ社会学演習
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中田 大貴
NAKATA Hiroki
准教授 ヒトの日常生活における動作やスポーツ活動は、視覚、聴覚、体性感覚などの感覚情報と、脳からの運動指令を組み合わせることによって成り立っており、その認知神経メカニズムについて研究しています。また感覚情報を受け、動作をするのか、しないのか、するとしたらどのように行うのか、といった意志決定メカニズムについても研究しています。
  • 専門:スポーツ心理学、認知神経科学
  • 研究テーマ:ヒト脳における感覚運動統合処理過程、運動遂行・抑制の意志決定メカニズム
  • 主な担当科目(学部):スポーツ心理学概論、スポーツ心理学演習
  • 主な担当科目(大学院):スポーツ行動心理学特論、スポーツ行動心理学演習
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この他、非常勤講師をお迎えし、運動文化論特論、身体運動学特論 を開講しています。

 

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