Nara Women's University
奈良女子大学 文学部 Faculty of Letters
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学科紹介: 人間科学科






 あなたは文学部で何を学びますか。まず考えられるのは「文学」や「言語」、あるいは「歴史」や「社会」かもしれません。でも、それら全てをつくり出しているのは「人間」です。その「人間」そのものを、私たちの現実に即して生き生きと、かつ原理的に深く学ぶのが「人間科学科」です。

 あふれるモノに囲まれて豊かさと自由を享受しているはずが、一方でどこか息苦しさを感じたり、とつぜんなにもかも空しくなったりすることはないでしょうか。わたしたち「人間」はいったいなにを得てなにを失ったのでしょう。

 また、そんななかでも、偶然出会った人から元気をもらったり、子どものようにからだを動かしてみることでこころまで開かれるように感じたりすることがあるのはどうしてなのでしょう。

 なんでもないようにみえる問いも考えれば考えるほどいっそうわからなくなり、底の見えない無数の問いへと引き込まれて、途方にくれてしまうかもしれません。しかし、この「ワカラナイ時代」を生きる力は、中途半端にわかろうとすることからはけっして生まれてこないでしょう。ここにあるのは、「徹底的に迷う」ための「人間科学」の4つの処方箋(コース)です。


各コースの紹介 カリキュラムの特徴 特色ある活動 教員紹介



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各コースの紹介


【教育学・人間学コース】

 文献研究から実証的調査研究まで、様々な研究方法を活用し、教育、芸術、身体文化、思想・倫理など、人間形成と人間存在にかかわる幅広い事象を研究対象とします。現代社会の諸問題を原理的・実証的に考察し、創造的に克服する実践力を習得します。

教育学・人間学コースHP
 

【子ども臨床学コース】

 「子ども」をキーワードに、現代社会や人間関係の問題を考えます。そして社会における「子ども」の存在をどのように考え、どう関わるのか、次世代自立支援にむけて私たちは何ができるのかという問題を実践的に学び、研究を進めていきます。問題の解決のために自ら行動を起こすことのできる力を身につけます。

子ども臨床学コースHP
 
 

【総合心理学コース】

 基礎研究から、実践・臨床まで心理学を総合的に学びます。観察、面接、調査、そして、実験などの方法を用いて、社会における一人の人間を全体的にとらえます。人間相互の共同性に基づく専門的見地に立って、人間の幸福について自ら考え行動し対話する力を身につけます。

総合心理学コースHP
 
 

【スポーツ科学コース】

 身体現象やスポーツ行動を科学的にとらえ、「からだ」や「健康」をキーワードに心身の調和やコミュニケーションにおけるからだの役割およびスポーツにまつわる諸問題について考えます。理論と実践の相互作用を通してしなやかな身体感覚を養い、幅広い分野で社会に貢献できる力を身につけます。

スポーツ科学コースHP
 

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カリキュラムの特徴

 人間科学についてよく知りよく考えるために、大切な概論を二つ用意しています。
 一つは1回生で履修を推奨している「人間科学へのいざない」です。この科目では、教員の研究の「旬」を素材に、「人間」そのものを直接的に対象として学問的に問うことのスリリングな楽しさを経験します。
 もう一つは2回生以上必修の「人間科学の思想と方法」です。人間科学ではどの分野でも、人間の存在と幸福のあり方について考えることになります。この科目では、そういう特徴をもつ人間科学の可能性について、思想と方法の両面から学び、考えていきます。

 1年次ではそのほかに学部の「概論」科目を幅広く受講します。「人間」を知るには、人間がこれまでしてきたこと、すなわち、歴史や文化や言語の創造などについてよく知っておいてほしいのです。
 2年次からは「特殊研究」で各領域の専門的な知識を身につけていきます。「演習」や「実習」では専門性を高めるだけではなく、学問することの基礎技能を学んでいきます。コースを特徴づける科目が目白押しです。
 3年次からはいよいよ自分で研究の計画を立て実施するための準備が始まります。3年次の「研究演習」で研究の組み立てや論じ方を学び、その後、4年次の「卒業演習」で実際に研究に取り組んでみます。その成果が「卒業論文」に結集されます。



図: 人間科学科カリキュラムの概要

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特色ある活動

「子ども学」プロジェクト

 誰もがむかし「子ども」でした。しかし「おとな」なると、私たちは案外子どものことを知りません。そんな中で、子どもの自立と幸福のために、おとなは何かを為さなければなりません。子どもたちの生きている家庭へ、地域へ、学校へ、現場へ足を運び、ともに考え、現実にせまる「具体的な実践」をこころみていく。「子ども」に関わる諸専攻が一つになって、「子ども問題」をともに解き、社会的実践につないでいく。「子ども学」プロジェクトは、専攻を超え、教員、学生がともに参加し、行動するプロジェクトです。

人間科学プロジェクト

 人間の在り方・営みがその様々な面において問題視されている今日、知の分断化・細分化による弊害を意識しつつ、あらためて総合的かつ批判的な「人間の学」を打ちたてようとする試みが人間科学プロジェクトです。(身体文化学を含む)教育学・人間学、総合心理学、子ども臨床学、スポーツ科学の4コースを擁する新・人間科学科が、その学問領域の多様性と基盤的性格、実践的可能性の豊かさを生かして、教育・研究の両面で取り組んでいきます。

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