人文社会学科

人文社会学科

各コースの紹介

古代文化学コース

奈良は古代日本文化の発祥の地であるとともに、シルクロードにつながる国際的文化交流の中心でもありました。このコースは考古学・日本古代史・東洋古代史、歴史地理学、美術史学の視座から、古代文化について言葉と物を通じて学際的な教育・研究を行います。

歴史学コース

このコースは、日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカの政治史、社会史、生活文化史といった多彩なテーマについて、古文書などの史料、図像資料、原語史料などを利用できるように歴史学の専門的基礎教育を行い、歴史的思考と方法を身につけます。日本史は主として平安時代以降、東洋史は主として中世以降のアジア史一般を、西洋史は古代から現代にいたるまでヨーロッパ史を中心に研究教育がなされています。

社会情報学コース

現代社会の諸問題を分析するために、社会学と地域情報学の専門基礎を身につけるとともに、アンケート調査、メディア分析、フィールド・ワーク、地理情報システムによる空間分析といった調査分析技術を習得します。

地域環境学コース

人文地理学、自然地理学、環境社会学の視点から、地域の生活・文化・景観・環境・災害・社会などと関わる諸問題を扱います。充実した空中写真・衛星画像・地図コレクションや先端的な各種計測機器類も活用しつつ、地域の現場から出発する教育・研究を行います。

文化メディア学コース

「文化メディア」とは、 文化を産み出す場所・モノや制度、さらにはその発信の仕組みを含む大きなフィールドです。祭や観光、ミュージアムからマスメディアにまでおよぶ「文化メディア」の世界に着目し、「文化」がどのような価値や情報を生み出しているか、生み出すべきかについて、奈良という地の利も生かしながら教育・研究を行います。

古今東西、ひろがりつながる―歴史・空間・社会の謎に迫る

ことば、こころ、からだ......。奈良女の文学部には、人間にかかわるたくさんの知の花が咲きそろっています。
 そんななかで、古今東西の世の中・つながり・空間・イメージなどの世界を探究しようとするのが、この人文社会学科です。そのために、古代文化学コース、歴史学コース、社会情報学コース、地域環境学コース、文化メディア学コースという5つのコースをしつらえました。
 ここで学ぶ学問は、なにの役に立つのだろう......。そんな疑問を抱くあなたには、人生に役立つ、とお答えしておきましょう。
 遠い世界や古い時代のこと、目の前にあるのに見えていなかった物事などを鋭くとらえじっくり考える鍛練は、我々が人生で出会う諸問題を解決する力となり、時には世の中を救うよすがとなるのです。
 しかしそもそも学問は、すぐ役に立つかどうかだけが大事なのではありません。人類が蓄積した人文知の世界に遊びつつ、営みの現場をあるき、人間と世界のあり方に深く思いを巡らせる。そんなぜいたくな四年間を、まずは過ごしてみませんか。その先のステップは、おのずと姿をあらわすことでしょう。

カリキュラムの特徴

専門科目には、概論、特殊研究、講読、実習、巡検、演習、卒業論文演習があります。

1年次では、歴史学や社会学、地理学など、各専門分野の内容をおおまかに知ることのできる「概論」科目を履修することができます。できるだけ様々な分野の概論を受講して、幅広い知識を習得します。

2年次からは、各分野のより詳細な話題を扱う「特殊研究」、史料や専門的な文献を読みこなす「講読」、調査や分析のスキルを実際に体験しながら身につける「実習」「巡検」といった科目の履修が始まります。

3年次からは、少人数の環境で、関心のあるテーマについて学生自身が報告・議論しながら、上記の知識やスキルを応用的に習得する「専門演習」を履修します。

4年次では、「卒業論文演習」を履修し、学生一人ひとりが自分のテーマを設定して研究を進め「卒業論文」を完成させます。

人文社会学科カリキュラムの概略図

図:人文社会学科カリキュラムの概略図

特色ある活動

なら学プロジェクトは、歴史を有した地域である奈良の社会や文化の特性を現代的視点から読み解き、その成果を外部に発信する新しい試みです。歴史学、地理学、考古学、社会学、文化人類学、民俗学、美術史など様々な分野が協同して、地元・奈良を研究し、それを教育や地域貢献にも生かしながら、地域学・地元学の発展に寄与し得るものを見つけていきたいと考えています。

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