人文社会学科

古今東⻄の世の中・つながり・空間・
イメージなどの世界を探究する

古今東⻄、ひろがりつながる歴史・空間・社会の謎に迫る

ことば、こころ、からだ……。奈良女の文学部には、人間にかかわるたくさんの知の花が咲きそろっています。

そんななかで、古今東⻄の世の中・つながり・空間・イメージなどの世界を探究しようとするのが、この人文社会学科です。そのために、歴史学コース、地理学コース、社会学コース、という3つのコースを設けています。

ここで学ぶ学問は、なにの役に立つのでしょうか。遠い世界や古い時代のこと、目の前にあるのに見えていなかった物事などを鋭くとらえじっくり考える鍛練は、我々が人生で出会う諸問題を解決する力となり、場合によっては世の中の変革にもつながることでしょう。

しかしそもそも学問は、すぐ役に立つかどうかだけが大事なのではありません。人類が蓄積した人文知の世界に遊びつつ、営みの現場をあるき、人間と世界のあり方に深く思いを巡らせる。そんなぜいたくな四年間を、まずは過ごしてみませんか。その先のステップは、おのずと姿をあらわすことでしょう。

学科を構成している
コース

人文社会学科では、
古今東⻄の世の中・つながり・空間・イメージ
などの世界を探究するために、
3つのコースを設けて教育を行っています。

学科の特徴

  • 3つの学問分野への
    パスポート

    学科には、歴史学コース・地理学コース・社会学コースがありますが、コースに分かれるのは3回生進級時です。学科に進んだ初年度である2回生の間は、3つの分野へのパスポートを手にしつつ、各自の関心に応じて広い視野で学びを進めることができます。

  • 多彩なスタッフ陣

    古今東⻄の世の中・つながり・空間・イメージなどの世界を探究するスペシャリストが揃っています。専任スタッフ以外にも、毎年、学外から多彩な専門家が来講してさまざまな授業を展開します。

  • 学びかつ研究する

    まずは、ステップ・バイ・ステップのカリキュラムを通して各分野の基礎・応用や方法論を身に着けます。そしてそれらの学びは、学生それぞれの関心に基づくテーマによる卒業研究として開花していきます。

特色ある活動

「なら学」プロジェクト
なら学プロジェクトは、歴史を有した地域である奈良の社会や文化の特性を現代的視点から読み解き、その成果を外部に発信する新しい試みです。歴史学、地理学、考古学、社会学、文化人類学、⺠俗学、美術史など様々な分野が協同して、地元・奈良を研究し、それを教育や地域貢献にも生かしながら、地域学・地元学の発展に寄与し得るものを見つけていきたいと考えています。