卒業生の声: 奈良女の学問 [人文社会学科]

大学院へのいざない

卒業生の声: 奈良女の学問 [人文社会学科]

旧 古代文化地域学 2006年3月卒業生

奈良をまるかじり

古代文化地域学専攻の魅力はどこにあるのでしょうか?私は奈良の文化を味わい尽くせる点にあると思っています。この専攻では歴史地理学、日本古代史、東洋古代史、考古学、美術史学、文化人類学など多岐にわたる分野について学ぶことができます。教室を飛び出して、奈良に多数ある歴史スポットで授業を行うこともしばしば。古墳を訪れ考古学的視点から、興福寺、東大寺の仏像を前に美術史学的視点から、お祭り見学に行って文化人類学的視点から…などなど、古代文化発祥の地奈良をあらゆる面から味わうことができるのがこの専攻のよいところです。さらに私たちの学年では、大学周辺に留まらず、自主的に遠足を企画して西ノ京や吉野まで足を伸ばし、授業で学んだ知識に基づいた自作のしおり片手に、楽しみながら奈良の古代文化についての理解を深めました。皆さんも古代文化地域学で奈良をまるかじりしてみませんか?

旧 比較歴史社会学専攻 2002年3月卒業 Mさん

学ぶ楽しさ

「歴史という名前がついているから歴史を学ぶのだろう」という安易な考えで専攻選択をした私に、この比較歴史社会学専攻は、予想をはるかにこえた大きな財産を与えてくれました。その財産とは、「学ぶ楽しさ」。
 これは、歴史学や社会学といった学問の枠組みを超え、社会人として人生を踏み出しつつある私に、大きな、大きなプラスとなっています。この専攻では、自分の思い次第で、どんなテーマでも題材となりうるし、一般的学問の枠組みも飛び越えて学ぶことができます。私は、この大らかさのおかげで、ささいな所から研究のヒントを得たり、自分の足で歩いて研究史料を集め、学ぶ楽しさを知ることができました。
 今、私は、会社にて、新しい知識や仕事の荒波にもまれつつありますが、「学ぶ楽しさ」を活かして、荒波を、自分のステップアップの一歩とすることができています。あなたもこの専攻で、ステップアップへの第一歩を踏み出してみませんか。

社会情報学専攻 1999年3月卒業 Sさん

私の中で『社会情報学』は活きています

社会情報学ゼミは、まず自分自身が「問題設定」し、解明の「方法」を考え、「実行」し、「結論をプレゼンテーション」するという自己完結型です。さらに私は社会調査に実際に携わるという大変貴重な機会にも恵まれました。
 ゼミは1学年で教官1人に学生が5人前後という少数制であり、各人がストレー トに意見を述べ合うことによって、自分が設定した問題が、よりリアルになる楽しさを味わいました。在学中は、社会学が実学的だとは意識しませんでしたが、社会人となった今、仕事上自ら目標設定し、結果を出すまでのプロセスには、社会情報学が活きています。また客観性を重視する社会情報学の視点は、仕事(ビジネス)に大切なものだと実感しています。
 大学時代ならではの貴重な体験と、恩師・ゼミ仲間・友人たち、などとの多くの出会いと財産を得たことに感謝しています。

地域環境学専攻 2007年3月卒業 Iさん

多角的な視点の大切さ

地域環境学専攻では、自然科学から人文科学・社会科学まで多岐にわたる分野を研究することができます。地理が好きな人はもちろん、いろいろな文化を学びたい人、また、さまざまな環境に関わる問題について関心のある人にもおすすめです。
 そんな「ちいかん(地域環境専攻)」にはいくつかの特徴があります。一つは、講座の雰囲気がとっても和やかであること。先生方は優しくて個性的な方々ばかりで、学問に限らず悩んだ時は相談に乗って下さいます。また図書・共同研究室や学生控室が開放的で、私はしょっちゅうお菓子と共に雑談ばかりしていました(笑)。
 二つ目は、「巡検」というものがあること。巡検とは、簡単に言うと現地調査のことです。「ちいかん」では3回生で1週間ほど巡検に出掛けます。ここで「ちいかん」としての研究方法を学ぶと共に、みんなとの親密度や連帯感もアップするわけです。
 それから三つ目。大学に入ったからには、必ず乗り越えることになる卒論。「ちいかん」では、他の専攻と異なる点が一つ。合同ゼミというものがあります。4回生全員が集まってそれぞれの進捗状況を発表するので、自分が今何をすべきかということを客観的に見つめることが出来ます。良い刺激になるし、異なる研究分野の発表を聞くのもなかなか楽しいものです。もちろん、個別ゼミでもそれぞれの先生方が丁寧に指導して下さいます。
 私個人としては、「ちいかん」で多角的な視点を持つことの大切さを学びました。ある事象を様々な視点から考えることは、どのような社会でも大いに役立つし、必要なことではないかと思います。・・・というような堅いことは抜きにしても、大いに楽しめる専攻です。みなさんもぜひ「ちいかん」で学生生活を謳歌してください!

地域環境学専攻 2003年3月卒業 Sさん

『ちゃんこ鍋』から得た宝物

地域環境学講座は、ちゃんこ鍋のようだ。「地域」をキーワードに、文化・歴史から、社会、自然まで幅広い分野の人々が、一緒にいる。授業などで取り上げられるフィールドも、日本から海外の各地まで、さまざまだ。元来何にでも首をつっこみたがる性格の私には、ぴったりだった。体を張った実習(春日山原始林に入ったり、農家に突撃インタビューしたり!)、難解な英語の講読、幾度もの徹夜。これらを共に乗り越えた友人たちとは、本当に多くのことを語り合った。初めの2年間は、いろいろなことに触れられる楽しさの中で、瞬く間に過ぎた。
 講座での転機は、4回生で卒論のテーマを決める時だった。私は何が一番やりたいのだろう。私のこだわりって何なのだろう。いわば何でもテーマにし得る中で、自分がやることを一つ選び、それと1年間つきあい続ける。それを迫られた時、結局立ち返るところは「私」だと思った。卒論作成は、論文を書き上げるとともに、自分はどういう人間なのか、どのように生きていきたいのかを考えた、格闘の時間でもあった。
 地域環境学で得た友人、そして自分との格闘の時間は、今の私の宝である。

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