Nara Women's University

古代文化学コース


−「古代文化学」ってなに?−
古都・奈良の地で世界の古代文化を探求する

 奈良は古代日本文化の発祥の地であるとともに、遠くシルクロードにつながる国際的文化交流の中心でもありました。このコースは考古学・日本古代史・日本美術史によって、日本の先史時代から古代・中世までの長い時代をカバーしつつ、歴史地理学・東洋古代史によって東アジアやシルクロードに視野を広げ、さまざまな人間文化に触れる、学際的な教育研究を目指しています。

 専門分野は多様ですが、その底流には、実際の場所と人間の暮らし、使っているモノへの強い関心が流れています。文化系の学問といっても、決して机の上で終わるものではありません。自分の足で実地に調べ、柔軟に考え、感じ、表現できる人を育てることが目標です。そのために日本各地の遺跡や社寺や博物館での現地講義など多彩なプログラムが用意されています。

 「奈良は面白い!」これを満喫した卒業生たちは、全国で教員、学芸員、公務員として活動するほか、大学院にも進学して、さらなる専門への道を歩んでいます。
 
春の新入生歓迎旅行
(飛鳥・石舞台)

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たとえば、こんな講義があります(2007年度)

*考古学よりみた古代国家の経済基盤
*古代中世都市の空間構造
*木簡から読む古代社会
*隋唐時代の律令制
*古墳立地と地形
*条里地割と都城の歴史地理学的研究
*中国古代の都市と都城
*日本古代仏教史
*日本絵画の様式展開−時間と空間−
*野外実習(今年は出雲方面へ旅行に行く予定です)
*コンピュータ実習
*古絵図や掛軸、写真やカメラ機材を用いた実習

 その他にも・・・
 古社寺の拝観、博物館の見学、遺跡の発掘など、フィールド・ワークも盛り沢山!
 
現地講義
(興福寺発掘現場)

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専任教員スタッフ紹介

舘野和己 TATENO Kazumi
●専門: 日本古代史 ●研究テーマ: 日本古代都城および文字史料の研究
佐原康夫 SAHARA Yasuo
●専門: 中国古代史 ●研究テーマ: 中国古代社会のメカニズム
宮路淳子 MIYAJI Atsuko
●専門: 環境考古学 ●研究テーマ: 先史・古代における食料獲得・食料生産経済
出田和久 IDETA Kazuhisa
●専門: 歴史地理学 ●研究テーマ: 古代地域空間の組織化・集落景観の変遷
加須屋誠 KASUYA Makoto
●専門: 日本美術史 ●研究テーマ: 美術と仏教儀礼・絵巻物と掛幅説話画研究

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卒業論文・修士論文のテーマ

卒業論文のテーマから(2007年1月提出−抜粋−)

日本古代の庭園文化
奈良時代の医療に関する一考察
元正天皇論
律令太政官制の研究
6、7世紀の皇位継承原理の考察
平城宮中枢部の研究
城下町の空間構造とまちづくり
和泉国の条里プランに関する一考察
藤原京のプランと都市の「理念」について
中世荘園図における山林の景観表現について
播磨国における古代の地域計画に関する一考察
「開元の治」の実態
  ――括戸政策の位置づけを中心に
戦国秦漢時代の里と父老
北魏の軍事力編制と漢族編戸
瀧上寺九品来迎図研究
信貴山縁起絵巻研究
陶磁器から見た日蘭交流

修士論文のテーマから(2007年1月提出−抜粋−)


神社行幸の成立過程
前漢後期における中朝官と三公
本土寺所蔵観音経絵の研究
融通念仏縁起絵の研究
弥生時代鉄器の地域性
中世におけるこけら経の製作と使用

 
春の新入生歓迎旅行(飛鳥・石舞台)

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卒業生から一言

経験から得たものを原動力に「古代」を学ぶ!
 古代文化地域学専攻は東アジア古代史をあらゆる視点から見ていこうとする、奈良という場所を最大限に生かした専攻です。2回生で講座に分属するとすぐに飛鳥合宿が行われ、石舞台古墳や伝板蓋宮跡などを先生方に解説して頂きながら巡り、古代人の足跡を肌で感じることができます。3回生になると学生主体で課題を設定し実地調査を重ねながら多くのことを学びます。また、奈良ではたくさんの古社寺やその行事、シルクロードの終着地にちなんだシンポジウムや展覧会が開かれます。それらに参加することで書物の上からだけでは読み取れない深い知見を得て、大学の勉強をさらに充実したものへと発展させます。経験を重ねながら、自分のやりたいことを追求できるのはとても贅沢なことです。奈良での体験・経験を土台に培った思考力は、私にとって何物にも代えがたい財産です。
古代文化地域学 2007年3月卒業 Sさん

奈良をまるかじり
 古代文化地域学専攻の魅力はどこにあるのでしょうか?私は奈良の文化を味わい尽くせる点にあると思っています。この専攻では歴史地理学、日本古代史、東洋古代史、考古学、美術史学、文化人類学など多岐にわたる分野について学ぶことができます。教室を飛び出して、奈良に多数ある歴史スポットで授業を行うこともしばしば。古墳を訪れ考古学的視点から、興福寺、東大寺の仏像を前に美術史学的視点から、お祭り見学に行って文化人類学的視点から…などなど、古代文化発祥の地奈良をあらゆる面から味わうことができるのがこの専攻のよいところです。さらに私たちの学年では、大学周辺に留まらず、自主的に遠足を企画して西ノ京や吉野まで足を伸ばし、授業で学んだ知識に基づいた自作のしおり片手に、楽しみながら奈良の古代文化についての理解を深めました。皆さんも古代文化地域学で奈良をまるかじりしてみませんか?
古代文化地域学 2004年3月卒業 I さん

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学部卒業・大学院修士課程修了後の進路

南都銀行、伊予銀行、第十五銀行、サントリー、中央公論社、国税局、北九州市立いのちのたび博物館、国立劇場、橿原市教育委員会文化課、堺市立小学校、遠野市役所、元興寺文化財研究所、橿原考古学研究所、佐賀県教育委員会、芦屋市教育委員会、下呂市教育委員会、明治大学考古学博物館 ほか (順不同、属託を含む)

 
春の新入生歓迎旅行
 (吉野・水分神社)

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