(9月30日 9:20〜11:20 N101)

ポスター形式での個人研究発表を実施します。
研究成果の発表以外に、模索中の研究をめぐる交流の場、異分野の方との対話の場としてご活用ください。
掲示や表現の新しい試みも歓迎します。

尚、参加申込みは7月2日をもって締め切らせて頂きました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。

発表者は、発表時間開始の10分前までに、必ず研究発表受付を行い、
指定されたボードに資料を掲示してください。
資料の掲示につきましては、大会第1日目より可能です。
掲示用ボードの大きさは、幅90p×高さ210pです。
画びょう、テープ等は会場にご用意いたします。
なお、ご自分の発表のタイトル及び全発表者の氏名についての掲示物は各自用意し、
ボードの最上部に掲示してください。

◆「表現奨励賞」授与のお知らせ【詳細】◆

今大会では初めての試みとして、表現の工夫された個人研究発表1件に
「研究発表表現奨励賞」を授与いたします。

目的は、
一つには、質的研究のポスター発表の表現の質を高めること、
二つには、学術のあり方と表現は密接な関係にあることから、
新たな表現開発を通して質的心理学の可能性を高めること、です。

これまで文字が多くなりがちでしたが、
視覚表現の新しい試みやポスター掲示の特徴を生かした表現を歓迎します。

審査対象は、本大会の研究発表全件です。

審査内容は表現形態とし、研究内容は直接的には含まれません。
ただし、研究発表として、問題、方法、結果、考察に相当する事柄が含まれているかどうかについては、確認されます(提示順や位置等は問いません)。
掲示および提示の審査範囲は、割り当ての各ボードおよびボードから前方へ40p までの空間とします(幅90p×高さ210p×奥行(前方)40p)。
審査には、本学会理事数名があたります。

なお、審査対象となることを辞退することもできます。
辞退される場合は、発表当日、研究発表受付時にその旨お伝えください。
その際、シールをお渡ししますので、 ポスター掲示板上の番号に自らお貼りください。

受賞者の発表および表彰は、大会2日目、大会シンポジウム終了直後に行います。
受賞者には、賞状のほか、ささやかながら金一封と記念品等の授与があります。
その際、参加者に静止画像で発表を紹介いたします。大会開催および研究発表のエビデンスを兼ねまして、研究発表場面を含め大会風景を写真撮影いたしますことをご了承ください。  


個人研究発表〔ポスター掲示〕  9月30日(日)9:20〜11:20  (N101)
1.ドストエフスキーの詩学における多声性
  ――『未成年』にみる超越的力について
北海学園大学 小島 康次
2.トラウマ理論による物語の読解
  ――『ピンポン』を一例として
明治薬科大学 小松 楠緒子
3.教科書分析による学校教育の検討と課題抽出 京都大学大学院
岡山県立大学
玉岡 愛
樂木 章子
4.裁判員裁判ゲームの開発とそのプロセス 名古屋大学大学院 荒川 歩
5.ゲーミングにおける感情の表出と共有
  ――『感情キューブ』の開発と実践
愛知教育大学 杉浦 淳吉
6.カメラを使った調査の可能性
  ――インタビューでの語りを素材として
一橋大学大学院 田邊 尚子
7.身体美容広告のナラティヴ
  ――人はどのようなナラティヴによって動機づけられるのか?
京都大学大学院 平川 祥子
8.電話オペレーターの接客スキル
  ――クレーム対応場面を中心に
岡山大学大学院
岡山大学大学院
入内島 菜月
田中 共子
9.日本とドイツの間で育った子供たち 関西学院大学 中川 慎二
10.「個人的な特性」と「文化的な特性」を分けることはできるのか?
  ――韓国人研究者が日本のデータを読むことを手がかりに
愛学園前橋国際大学 呉 宣児
11.チンパンジーはどのようにして「学ぶ」のか
  ――道具使用場面における相互行為分析からみた
     チンパンジーの「こころ」と社会性
京都大学大学院 西江 仁徳
12.現在(いま)を生きるシャーマンのライフストーリー
   ――宮城県北部のオガミサンの誇りと喪失の語り
茨城大学大学院
茨城大学
加藤 美穂
伊藤 哲司
13.禅僧のライフストーリーに見る人生の意味への問い 京都大学大学院 浦田 悠
14.「自明の語り」の特徴について 白百合女子大学大学院 坂上 ちおり
15.青年期と語り合い法 ――「文脈」から「体験」へ 九州国際大学 大倉 得史
16.音楽回想を動機づけとした人生の語り 立命館大学大学院 西村 ひとみ
17.女性の結婚意識に及ぼす主体的取り組み対象の有無と
  自己の居場所感との関係 ――その語りからTEMを用いて
立命館大学大学院 谷村 ひとみ
18.人生曲線に見られる中高年夫婦の結婚生活観 聖徳大学短期大学部
桜美林大学
長田 由紀子
長田 久雄*
19.地域に根ざした自営業経営者の妻の役割 クレヨン小児科 薗田 章恵
20.Mixed Method Approachの試み
    ――就労女性と女性特有の不調に関する調査
   ノミナル・グループ・インタビュー法で収集したデータの分析プロセス
中央大学大学院 井上 詩織
21.子育て期の女性の就労に関する意識・行政への要望 奈良女子大学
奈良女子大学
安藤 香織
薄井 純子*
22.ソーシャルサポートと子どもの居場所
   ――ナラティブの中の歴史性
東京福祉大学大学院 石川 清子
23.保育園におけるかかわりの形成に関する研究
   ――2歳児に注目して
北海道大学大学院 伊藤 由里香
24.子育てにおける素朴な養育論の形成
  ――母親の<わかり方>獲得に至る意味づけ行為に焦点を当てて
奈良女子大学 浅野 庸子
25.集団における子ども同士のつながりを意識した保育者の
   子どもへのかかわり
西南学院大学大学院
西南学院大学
森 暢子
門田 理世
26.保育者のストレスの現状と対処法に関する探索的研究 千代田区立九段幼稚園 高橋 順子
27.家族で動物を飼うということ
   ――ひとつの体験を複数の語りから浮き彫りにする試み
北海道大学大学院 朝比奈 千絵
28.子どもの習い事に対する父親の意識と行動に関する質的研究
   ――競泳日本代表選手の家族を対象とした調査から
お茶の水女子大学 佐々木 卓代
29.教育コミュニティづくりと物語 関西大学 諏訪 晃一
30.小学1年生の教室規範の形成過程
   ――「標準」と「例外」をめぐる〈型〉の獲得を中心に
奈良女子大学大学院
奈良女子大学
奈良女子大学附属小学校
守山 紗弥加
本山 方子
椙田 萬理子*
31.絵本が置かれる場所の質
   ――九州大学小児病棟での実践から
九州大学
九州大学
九州大学
南 博文
山本 一成
阿部 祥子
32.入院児に付き添う親の「言えない」意味の変化
   ――押しつけられる「役割」とその過程
奈良女子大学大学院 大西 薫
33.重度知的障害者の「問題行動」をどうとらえるか
   ――「語れない人々」に対する参与観察の解釈上の課題
日本学術振興会特別研究員
大阪府立大学大学院
古井 克憲
34.小規模作業所における活動の生成 北海道大学大学院
札幌国際大学
青木 美和子
35.非行のある広汎性発達障害児の人生の語りに対する検討
   ――社会的絆としてのアタッチメントに着目して
東北大学大学院
東北大学大学院
東北大学大学院
北 洋輔
田中 真理*
菊池 武剋*
36.音楽的場における対話 三重大学 根津 知佳子
37.ミュージックケアにおける活動の質的研究 奈良女子大学大学院
奈良女子大学大学院
奈良女子大学大学院
奈良女子大学大学院
奈良県立奈良養護学校
奈良県立ろう学校
奈良女子大学大学院
石上 浩美
今飯田路恵*
内池 千佳*
松永 恵美*
藤原 啓子*
高橋 浩
麻生 武
38.障害者のライフストーリーにおける経験のプロセスの記述
   ――成長物語でも不幸物語でもないストーリー
大阪府立大学 田垣 正晋
39.慢性疾患をもつことによる心理的影響(変化) 白百合女子大学 飯牟礼 悦子
40.レシピエントからみた膵島移植
   ――インスリン離脱した3事例より
京都大学医学部附属病院 一宮 茂子
41.周産期死別体験者にかけられる言葉の質的検討 お空の天使パパ&ママの会
ペリネイタルロス研究会
聖路加看護大学

東京フェミニストセラピィセンター
ペリネイタルロス研究会

聖路加看護大学
日本赤十字社医療センター
聖路加看護大学
石井 慶子


堀内 祥子*


太田 尚子*
蛭田 明子*
堀内 成子*
42.祖母・母・娘のライフストーリーから考える関係性と倫理
   ――病いと老いと言葉をめぐって
新潟大学大学院
新潟大学大学院
山崎 節子
宮坂 道夫
43.認知症高齢者へのアニマル・セラピー
   ――犬と控えめに交流をする参加者の言葉から見る心の動き
札幌市立大学
奈良女子大学大学院
河村 奈美子
44.異文化に配慮した在日コリアン認知症高齢者の心理的支援
   ――母国語によるアクティビティとしての回想法のこころみ
大阪府立大学大学院 金 春男
45.終末期を生きる患者による死に関する語りをどのように聞くか
   ──在宅ホスピス・訪問看護をフィールドとして
お茶の水女子大学大学院 向後 裕美子
46.臨床実習指導者の職業自我の発達過程に関する研究
   ――看護師31名の面接内容からの分析
明治鍼灸大学
岐阜県立看護大学
明治鍼灸大学
西山 ゆかり
片岡 三佳
森 美春
47.突然死に遭った遺族の悲嘆
   ――曖昧な部分を埋める作業を通して
東海大学大学院 米田 朝香
48.犯罪によって子どもを喪った母親の経験とその意味づけ 横浜市立大学
大阪大学
河原 智江
西村 ユミ
49.性暴力被害からの<サバイブ>における社会的資源の活用 奈良女子大学大学院 中岡 純子
50.性同一性障害という身の在り方とその変容
   ――当事者の語りから
京都大学大学院
日本学術振興会特別研究員
荘島 幸子
51.「精神障害者」の病いの経験における
   「精神障害者」カテゴリーへの意味づけの変容
大阪府立大学大学院 田中 淳子
52.精神障害セルフヘルプ・グループのもつエンパワーメント
   ――精神障害を抱えて生きる人達からの「語り」から
札幌市立大学 守村 洋
53.学生相談室への来談・非来談の葛藤
   ――KJ法による大学生の語りの分析
立命館大学大学院
立命館大学
立命館大学
立命館大学
弦間 亮
武藤 崇*
佐藤 達哉
水月 昭道
54.グループ回想法における高齢者の語りの質的検討 大阪人間科学大学 野村 信威
55.風景構成法における描き手の体験の検討 名古屋大学大学院 原口 友和
56.日本の臨床心理学の萌芽としての変態心理学 久留米大学大学院
立命館大学
松 島 淳
佐 藤 達 哉