但馬屋
但馬屋呉服店写真

営業時間は9:00~18:00

定休日は日曜

但馬屋呉服店ってどんなお店?

昭和28年創業の昔ながらの呉服屋で、兵役前に東京の呉服屋で丁稚奉公をしていた経験もあるこの店の主人が、創業時から現在まで約50年間ずっとこの場所で営んでいます。

そのため戦後すぐの時代のこともよく知っていて、その当時は、綿布が国によって管理されていたため特に貴重な品で、若い母親や娘が綿布生糸や足袋をよく買いにきたそうです。

今の時代、呉服を買う人は少なくなってきていますが、この店の主人にうかがった話によると、昔は、親が子供の成人や嫁入りの時に着物をなじみの店で買ってやるという習慣がどこの家庭でもあったが、 最近の若い人にはその発想がなくなってきているのではないか、ということを指摘されていました。
また、昔は服地なども必要な長さの分だけ買っていたのが、最近は既製服や出来合いの着物が出回り、そのため外国製の色落ちしやすい安物を百貨店やなじみではないよく知らない店で買ってしまうというのも今の人に多いようです。

そんな主人が営むこの店のモットーは「変わった物は売らず、(質の)良いものを売る」ということで、いつもお客さんに満足してもらえるような商売を心がけているそうです。(紗・浩)