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基本理念


 21世紀を迎え、情報化、国際化の急激な変化の中で、社会は複雑化・高度化し、人類は地球規模での共生・環境問題など多くの課題に直面し、これらの課題に対応し得る新しい価値観・思想、新しい科学・技術が強く求められている。経済や文化や教育など、さまざまな領域での国際的な交流が進む中で相互に協調関係を築き上げてゆくと同時に、各々が独自の競争力を持つことが必要とされている。特に天然資源の少ないわが国においては国際的に通用する人材、とりわけ今後ますます社会での活躍が期待されている優れた女性の人材育成が重要となる。

 このような社会情勢を背景として本学は、その「奈良女子大学の基本理念」(2000(平成12)年制定)として4つの理念、1.「男女共同参画社会をリードする人材の育成−女性の能力発現をはかり情報発信する大学へ−」、2.「教養教育、基礎教育の充実と専門教育の高度化」、3.「高度な基礎研究と学際研究の追求」、4.「開かれた大学−国際交流の推進と地域・社会への貢献−」、をかかげている。

 大学院は、その知的活動によって社会の多様な要請や期待等に適切に応えながら、社会をリードしその発展を支えていく重要な役割を担っている。その使命は、新たな「知」を生みだし、社会・経済・文化を持続的に発展させ、また、国際的な貢献を果たすことである。本学大学院人間文化研究科は、このような使命観の下、上記の本学の理念をふまえ、次の4つの基本理念をかかげる。

【基本理念】

1. 研究教育の学際化
理念の第一として「研究教育の学際化」をあげる。21世紀において、社会が必要としているのは、細分化された個々の領域における専門的研究とそれらを統合・再編成した総合的な学問とのバランスのとれた発展であり、学術研究の著しい進展や社会・経済の変化に対応できる幅の広い視野と総合的な判断力を備えた人材の育成である。本学は、人・モノ・情報の交流が容易な小規模大学の特性を活かして、高度な基礎研究に裏付けされた、学際的、総合的な研究教育を行う。

2. 研究教育の高度化
理念の第二として「研究教育の高度化」をあげる。そのために複雑で高度化した諸学問を扱うにふさわしい研究教育体制を整える。大学院博士前期課程では専門性の獲得と学際的な視野の発達を図り、博士後期課程ではそれらの積極的な融合を行う。また同時に研究教育の重点を大学院へシフトさせ、他大学大学院との強力な研究教育連携・協力を進めることにより研究教育の高度化を図る。

3. 研究教育の個性化
理念の第三として「研究教育の個性化」をあげる。そのためには、本学の伝統ある「人間とその周辺環境や文化それ自体と、それらの間の関係」を取り扱う学問や生命・人間・生活・環境科学の強化によって、個性ある研究教育を押し進める。そのために小規模大学の利点を生かした文理融合体制の下、現在の人類、日本がかかえる諸課題に、奈良の地の地域的文化的特性を生かしつつ取り組む。そして、このことにより、21世紀の新しい人間文化の構築に貢献する。

4. 女性の人材育成と社会への貢献
理念の第四として「女性の人材育成と社会への貢献」をあげる。少子高齢社会や情報通信革命への対応、地球規模での環境問題の克服、新たなライフスタイルとそれを受けとめる生活環境の創造等の、地域社会、日本そして国際社会が直面している数多くの課題の解決に貢献するとともに、それらの課題に応えうる「広い視野を持つ、高度な専門能力を有する女性の人材」を育成する。また日本およびアジア諸国の女性の研究教育拠点およびライフサイクルの各段階に応じた生涯学習の拠点としての役割を遂行する。これらを通してさまざまな分野における女性のリーダーの育成につとめ、国際的な視野に立った女性の高等教育、および男女共同参画社会の推進に寄与する。




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