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カリキュラム・ポリシー

国際社会文化学専攻

 本専攻は5コース(古代文化学コース、歴史学コース、社会情報学コース、地域環境学コース、文化メディア学コース)で構成される。本専攻では、人文社会学諸分野が有機的に連携し、歴史性や地域性、国際化や情報化などについて学際的に学ぶことができ、他大学大学院にない独自の研究が展開され、そうした研究に基づくカリキュラムが提供されている。各分野の専門知識を身につけるのみならず、人間の文化活動全般の過去の在り方と現在の問題を深く理解した上で、未来について明確な展望を持ち得る優れた人材の育成を目標とする。

古代文化学コース

 本コースは日本を含む東アジアの古代文化を、歴史学、歴史地理学、考古学、美術史学など多様な視点から、領域横断的に探求する。単に机上で知識を身につけるだけでなく、人間活動の成果である遺跡や遺物、文化財などの見学や調査を通じて学ぶ。古都・奈良はそうした研究にどこよりもふさわしい場所であることから、文化の諸相について広い視野から柔軟に検討し、判断できる知性と軽快なフットワークを身につけることをコースの方針として掲げる。

歴史学コース

 本コースは、日本と世界の歴史を多角的に考えていくコースである。さまざまな史料を読み解き、先行研究を参考にしながら研究を進め、政治・社会・生活文化など多彩なテーマについて論理的に考察していく。日本史では主として平安時代以降、東洋史は主として中世以降のアジア史全般、西洋史は古代から現代にいたるヨーロッパ史を中心にしている。広い視野で歴史的な思考力と方法論を習得するために、幅広い知識・語学能力・文献読解能力・討論能力を身につけることをコースの方針とする。

社会情報学コース

 現代社会における社会・地域に関わる多様なテーマに対して、社会学と地域情報学の視点をふまえ、理論的かつ柔軟に考察する能力を養成するとともに、社会調査や地域調査の高度な技術・知識を習得し、様々な分野に応用できる深い専門性と実践力を備えた人材を育成する。

地域環境学コース

 本コースは、日本および世界を対象に、地域と地域のさまざまな環境について、主に地理学・環境社会学・地域研究の視点から総合的に探究する。室内で得られる知識や分析技術だけではなく、フィールド・ワークを通じて地域の現場を多面的に捉えるための力を養う。地域に関わる諸事象を広い視野から柔軟に検討し判断できる知性と、地域の諸問題に実践的に立ち向かうことのできる行動力を身につけることを目標とする。

文化メディア学コース

 文化社会学・民俗学・文化人類学・人文地理学・観光学等を主な分析視点とし、実践的な実習授業も加味しつつ、「文化」を産み出す場所・モノや制度、さらにはその発信の仕組みを専門的に究明する能力を涵養する。過去と現在の文化動向を見すえ、未来への新鮮な提言もできるような知識とセンスの獲得を促す。


言語文化学専攻

 本専攻は、日本アジア言語文化学コース、ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コースの2コースで構成される。言語と文学を中心に、文化現象全般にも注意を払いつつ、学士課程の教育によって得た成果を発展させ、幅広い教養に基づいた高度な専門性を構築することを目標とする。人間の言語文化活動を通時的かつ共時的に、また専門的であると同時に学際的な視点から総合的に探究する。複数教員による指導体制によって、学界を先導する研究者や、高度な専門性を活かして国際社会に貢献する人材を育成することを目指す。

日本アジア言語文化学コース

 日本と中国の言語と文学作品を中心に、ひろく東アジアの言語文化を視野におさめた教育研究を進める。個別の対象を深く探求すると同時に、固定観念にとらわれない斬新な視点、領域横断的な広い視野と多様で柔軟な方法論を重視した指導を行う。

ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース

 英語学・言語学、イギリス文学、アメリカ文学、ドイツ語学・ドイツ文学、フランス文学の5分野について、柔軟な思考力を養いつつ専門知識と研究方法論を習得することを目指す。学士課程で身につけた英語やドイツ語、フランス語の運用能力をさらに向上させ、領域横断的研究や日本語との比較も視野に入れ、より本格的な研究方法を身につけ実践し、成果を発信しうる人材を育成する。


人間行動科学専攻

 本専攻は教育学・人間学コース、人間関係行動学コース、スポーツ科学コースの3コースで構成される。社会と文化における人間と人間相互の生の営みに焦点をあわせ、人間の形成と存在について深く探究するという共通の目標のもとに、各分野の専門性を深く追究する。各分野の高度な専門知識を身につけるとともに、社会的必要性の高い問題に意識を向け、これを解決する能力を身につけ、一人ひとりの人間が充実して生きることのできる社会と文化の創造に貢献できる人材の養成を目標とする。

教育学・人間学コース

 教育学、哲学・思想、音楽教育学、身体文化学に関する専門知識と方法を習得し、人間形成と人間存在に関わる諸事象を原理的・実証的に考察しうる人材を養成する。

人間関係行動学コース

 学士課程で身につけた心理学の専門的研究能力をさらに向上させ、人間を多角的かつ総合的に分析・研究できる能力を身につけさせ、教育や発達、福祉などの様々な場において、高度な専門性を要する職業を担える人材を養成する。

スポーツ科学コース

 スポーツ科学の広い視点から、人の「からだ」や「健康」について課題を発見し、多角的に考え、学際的に研究できる能力を身につけさせる。複数教員指導体制により、研究者、高度専門職業人など、幅広く社会に貢献できる人材の育成を目指す。


食物栄養学専攻

 病気を予防し、健康を維持・増進する食生活を実現するために、食物の栄養、機能、安全性をはじめとする、現代の食に関わる多様な問題を研究・教育することを目的とする。本専攻は、健全で快適な食生活の創造を目的として、医学、農学、薬学、工学などの専門領域の情報を集約し、食物の栄養性・機能性・安全性・嗜好性・調理加工性などに加えて、臨床疫学的研究など、分子レベルから生体、さらには集団としての人の研究まで、広い範囲にわたって研究・教育を行う。「食と栄養」に関わるミクロな領域からマクロな領域まで高度な研究能力と知識を備えた、食品・健康関連企業等の研究開発者、地域社会(行政、病院、学校等)における食生活・健康の指導者、食物栄養学関連の大学・短大教員などの人材を養成することを目指す。


生活健康・衣環境学専攻

 ※平成25年度入学まで

生活健康学コース

 生活環境、生活習慣と健康との関連について研究するには、これまでの学問分野の枠組みを超えた幅広い知識を集約できる思考力を必要とする。本コースでは生活環境、生活習慣と健康との関連について、総合的な視野に立って研究・教育し、健康について高度で幅広い知識と判断力をもつ人材の養成を目指している。たとえば、医学、生理学、生化学、環境工学、神経科学、行動科学などの専門領域の情報を集約し、分子レベルから個体までの広い範囲にわたって研究・教育を行い、健康に関する系統的で幅広い知識を基礎とし、科学的視点で、生活環境や生活習慣と健康との関連に関する専門的で独創的な研究や実践を推進することのできる人材を育成する。

衣環境学コース

 安全で快適な衣環境を実現するための衣服の素材・設計・管理について、素材の高機能化と高性能化、コンピュータ支援ファッションデザイン、ウェアラブルコンピュータの開発、衣のリサイクルとしての合理的な管理などについて、分子構造論、繊維材料物性論、繊維集合体物性論、情報処理論、衣環境管理論、界面科学等の立場から総合的に研究・教育する。
 本コースにおいては、専門的知識のみならず創造性豊かな研究能力や総合的課題処理能力をもち、次世代の衣環境構築のための提案や実践を行うことができる人材を育成する。


心身健康学専攻

 ※平成26年度入学より「生活健康・衣環境学専攻」を改組

生活健康学コース

 生活環境,生活習慣と健康との関連について研究するには,これまでの学問分野の枠組みを超えた幅広い知識を集約できる思考力を必要とする。本コースでは生活環境,生活習慣と健康との関連について,総合的な視野に立って研究・教育し,健康について高度で幅広い知識と判断力をもつ人材の養成を目指している。たとえば,医学,生理学,生化学,環境工学,神経科学,行動科学などの専門領域の情報を集約し,分子レベルから個体までの広い範囲にわたって研究・教育を行い,健康に関する系統的で幅広い知識を基礎とし,科学的視点で,生活環境や生活習慣と健康との関連に関する専門的で独創的な研究や実践を推進することのできる人材を育成する。

衣環境学コース

 安全で快適な衣環境を実現するための衣服の素材・設計・管理について,素材の高機能化と高性能化,コンピュータ支援ファッションデザイン,ウェアラブルコンピュータの開発,衣のリサイクルとしての合理的な管理などについて,分子構造論,繊維材料物性論,繊維集合体物性論,情報処理論,シフトウェア工学,計算機科学,界面科学,ナノテクノロジー等の立場から総合的に研究・教育する。
 本コースにおいては,専門的知識のみならず創造性豊かな研究能力や総合的課題処理能力をもち,次世代の衣環境構築のための提案や実践を行うことができる人材を育成する。

臨床心理学コース

 臨床心理学コースでは,心身の健康に関する科学的な知識を総合的に身につけ,さらに人間観,世界観,宇宙観を構築し,感受能力を磨き,全体的な観点からの人間理解の能力を身につける。心と身体の健康に関する系統的で幅広い知識を基礎として,人間存在を全体的な観点から捉えていく人間理解の方法を身につけ,他者・自己理解力やコミュニケーション力を持つ,援助者として高度な実践能力を持つ人材を養成する。


住環境学専攻

 安全・安心で、快適に生活することができる住環境を計画、設計、管理するために、住宅から都市にいたる多様な環境と人間生活のあるべき関係を、生活者の視点から構築するための教育・研究を目的とする。住宅から都市にいたる多様な住環境の特性をふまえたうえで、そのあり方を人間生活に関連づけて探求するとともに、その計画、設計、建設、管理に関わる技術や制度について研究・教育する。社会科学的方法を援用する住居論、住居集合論、地域空間政策論、生活空間計画論、歴史学的方法と比較文化学的方法を駆使する住環境史論、自然科学的方法と心理学的方法を複合させる快適環境計画論、視環境論、住環境管理論、物理科学的方法により解析する住居構造防災論、さらに多様な方法を複合的に活用する住環境デザイン論、景観デザイン論などの教育・研究を通じて、住環境の構築と管理運営に関する高度で幅の広い知識と技能を有する専門職、研究職を育成する。


生活文化学専攻

 豊かで安定した生活を希求する人間の文化的・社会的特性と生活環境との関連を生活文化という視点から、方法論的には比較文化史、風俗文化(史)学、文化人類学、法学、経済学、社会学、社会心理学などの多様なアプローチを組み合わせて展開することで、研究・教育することを目的とする。


数学専攻

 数学は自然科学の基礎であり、人間生活のさまざまな面に応用されている。数学専攻では、さまざまな自然現象や社会現象を解析し、その中にひそむ数学的構造を探求することにより数学的理論を構築していく。これらの研究を通じて、数学的能力や知識を習得することを目的とする。

構造数学コース

 種々の対象に対してその中にどのような数学的構造が存在し、それらが相互にどのように関連しているかを研究することにより、対象の構造の全体を把握することを目的としている。数学でいうところの構造には、自然数などの整数構造、演算などの代数構造、対象の図形的把握のための位相構造、幾何構造、さらに複素構造などがあるが、特に最近では、各構造についての研究の深化のみならず、大きな統合がなされつつある。そのために幾何学、代数学、複素解析学を母体とするが、従来の枠にとらわれない有機的な統合により、一層の発展を目指す。 これらの研究を通じて、数学的能力や知識を身につける人材を養成する。

現象解析学コース

 種々の現象に内在する「動き」に注視して、その機構を微分積分学を基にして研究する。現象の新たなモデル化、俯瞰的見地から種々の現象の普遍性の認識など、現象に対する多様な視点からの多様な研究を行うため、従来の偏微分方程式論、確率論、フーリエ解析の研究に加え、さらに非線形現象、大域現象の解析など新たな方向性も取り込む。これらの領域の研究を枠組みにこだわらず相互作用させることによって、現象解析の一層の深化を図るとともに豊かな発展を目指し、その研究を通じて数学的能力や知識を身につける人材を養成する。


物理科学専攻

 物質の基本的な構造とそこに働く相互作用や法則に関する物理学の専門的な教育研究を通じて、宇宙から極微の世界にわたるさまざまな自然現象を理解するために必要な知識と思考法を習得し、多様な物質世界の諸現象や物質の性質をミクロな法則に基づいて十分に理解することを目指す。物理学の研究教育を通じて身につけた最先端の知識及び物理的思考法を活用し、社会の様々な分野で活躍ができる人材を養成することを目的とする。

基礎物理学コース

 自然界の各段階で現れる物理現象の基本的な法則や物質の基本構造に関して、理論および実験の両側面からの教育研究を進める。物質の基本的な構成単位である素粒子とそれらの間に働く基本的な相互作用、素粒子の高エネルギーでの反応を用いた基本法則の検証、素粒子の複合体である原子核の構造やエキゾチックな形態、さらには原子・分子、プラズマの性質、宇宙の大域構造等に加えて、カオス現象、形態形成などのいわゆる複雑系の物理学も含んだ、広い専門分野をカバーするカリキュラムを用意している。

物性物理学コース

 我々を取り巻く多様な物質や人工的に形成された物質の諸性質を原子・分子のミクロな視点から理解するための教育研究を理論および実験の両側面から進める。物性物理学分野の教育研究としてミクロとマクロの中間に位置するメゾスコピック系の物理学や加速器を用いた物性研究といったユニークな分野を含んだカリキュラムを用意している。


化学専攻

 分子や物質の構造と反応解析およびその理論など、化学のより基礎的・普遍的な観点に焦点を当てた基幹化学コースと、分子や物質が持つ機能性に焦点を当てた機能化学コースの2大コースを設け、互いに連携を保ちながら化学的現象の解明や新機能性分子の創造に挑戦している。

基幹化学コース

 化学の根幹をなす無機・有機・物理化学の3研究分野を基本に化学の基礎的かつ普遍的分野を主として担うのが本コースの役割である。ここでは分子や物質の構造と反応性およびそれらの理論的背景など、化学の根幹をなす普遍的な知識の集積を主として行う。また、種々の実験的・理論的手法をもとに単純なものから複雑なものまでの多種多様な化学物質並びに化学現象を統一的に理解することを目指すことにより、社会の中の科学技術分野で活躍できる能力を養成する。

機能化学コース

 より複雑な無機・有機分子からなる錯体や高分子、さらに、生体に含まれる多様な分子から構成される複合体などの機能の解明とその応用を主たる目的として研究を進める。その過程で得られた知識を新たな分子やその複合体の解析に応用する。そして、これまで存在しなかった新機能性分子や新機能性物質の開発や生命の分子レベルからの理解を視野に入れ研究を進めることにより、社会の中の科学技術分野で活躍できる能力を養成する。


生物科学専攻

 生物に対する理解は、生命科学や環境問題を考える上で必要なだけでなく、われわれ人間がいかに生きるべきかという問題を考える上でも欠かせない。生物を理解するためには、分子から生態系までのさまざまなレベルの生命現象を分析し、解析する力が必要である。本専攻では、広範かつ専門性の高い特論やセミナー、および独創的な研究を行う特別研究などのカリキュラムを通して、深い専門性と幅広い視野を備えた、独創性豊かな人材の育成を目的とする。

分子・細胞生物学コース

 生命現象をミクロのレベル、すなわち分子・細胞レベルで解析する教育研究に力点を置くコースである。遺伝子・タンパク質などの生体分子の構造と機能、細胞・組織・器官の形態形成、生理的機能と細胞構造との関連、増殖・寿命・変異・生活史、細胞間相互作用を主たる研究テーマとして、生化学的、分子生物学的、超微細構造学的解析に基づいた教育研究により、科学技術分野で活躍できる能力を養成する。

個体・集団生物学コース

 生命現象をマクロのレベル、すなわち個体・集団レベルで解析する教育研究に力点を置くコースである。個体レベルでは、発生における分化とその調節機能、神経系の発生と再生、個体間情報伝達機構、個体間相互作用、環境要因と個体の相互作用などを、また集団レベルでは社会行動、個体群動態、群集構造、生態系の維持機構、種の保全などをテーマとした教育研究により、科学技術分野で活躍できる能力を養成する。


情報科学専攻

 情報科学専攻は、情報を核とし数学や物理、化学、生物といった従来の細分化された枠組みを越えた学際分野での高度な専門知識を応用し、時代の要請に応えて社会で活躍できる人材を育成することを目的とする。数学と情報の融合による新しい数理情報科学を基盤とする数理情報学コースと、地球環境や生態系のモデルリングによる情報と環境科学の融合を目指した環境情報学コースの2つのコースを設け、互いに連携しあったカリキュラムに基づき、「情報」を軸とした学際理学の展開を目指す。

数理情報学コース

 計算機科学と計算機数学を中心に学際的な教育研究を進める。基礎となる数学に関する科目を用意するとともに、数学の問題を計算機上で解決するための科目を設置する。また並列計算などをはじめとした先端的な計算システムの講義を数多く設置することで、情報科学の基礎から応用までを幅広く身につけた人材を養成する。

環境情報学コース

 ミクロからマクロに至る様々な時空間スケールで生じる自然現象を、情報と環境の視点から包括的に捉えることを主たる目的とした教育と研究を行う。学際的な教育カリキュラムを通じて、人類が直面する地球環境問題全般に対応し、新たな知を生み出す柔軟な思考力で社会に貢献できる人材を養成する。




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