佐保塾講演会を開催しました
      

−講演会 「アルコールからみたわれら日本人〜演歌、飲みニュケーション、アルハラ〜」−

佐保会では、本年も「講演会:健康シリーズ」を開催しました。

講 師: 清水新二先生(奈良女子大学生活環境学部生活文化学科教授)
日 時: 11月7日(土曜日)
会 場: 佐保会館 2階大ホール
参加費: 一般 500円  学生 無料

「アルコールからみたわれら日本人〜演歌、飲みニュケーション、アルハラ〜」

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 日本社会では、飲酒は社会関係や人間関係を築き、維持し、修復するのに利用されている。日本は、飲むことにも酔うことにも寛大な社会であり、この飲酒文化が、一気飲みや飲めない人に飲酒を強要するなどの悪習を生み出すこともある。酒を分解する酵素を持たない人は日本人では40%あるといわれ、酒の強要に苦痛を感じている人もいる。酒の自動販売機やおいしそうに酒やビールを飲むコマーシャルが常時流れる環境は、断酒をしようとする人にとっては大きな誘惑ともなる。酒に対する寛容度が高い日本の社会では、アルコール依存症が多発する可能性が高いが、それを抑制するシステムもある。アルコール依存症の人が出現するとその人と距離を置き、自己抑制によって自らが依存症とされるのを防いだり、農村社会で見られる「地域飲酒」や晩酌という「家庭内飲酒」は、地域の人や家族からのチェック機能がはたらき、飲み過ぎへの抑止力となる。酒は人間関係を構築する役割を果たすが、飲み過ぎないよう仲間と節度を持って楽しく飲みたいものである。
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当日の風景

ポスター