佐保塾 講演会 「太陽活動と宇宙天気予報」を開催しました。

講 師:柴田 一成 氏(京都大学大学院教授・ほか)
日 時:2012年6月30日(土)13:30〜15:30
会 場:奈良女子大学記念館 2階大ホール
共 催:奈良女子大学


      
「原子力発電をめぐって」
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太陽の科学―磁場から宇宙の謎に迫る」 柴田一成著から抜粋
・太陽は原子核融合反応によって膨大なエネルギーを生み出しています。そして地球にもそのエネルギーは電磁波として降り注ぎ、地球に生命がくらせるような温度環境を作り出し、さらに地球食物連鎖の源である光合成をおこなう光を供給してくれています。地球40億年の生命進化の営みは、まさに太陽なくしては不可能だったのです。
 また、石炭、石油の炭素文明も化石液状化した古代植物がもとになっていますから、近代を支えた蒸気機関も太陽エネルギーの形を変えるためといっていいでしょう。そしていま、太陽エネルギーから直接発電する試みがおこなわれている。
・黒点の多かった時代には地球全体が温暖化していることがわかっています。他方黒点の少なかった時代は寒冷化しており、黒点と気温の密接な相関関係がみてとれます。
・日本は太陽観測衛星、スペース観測衛星では世界の最先端を走っています。
・人口衛星が故障するのみならず、航空機が高レベルの放射能にさらされる可能性があります。
・私たちは地球上にいるために厚い大気・オゾン層と地球磁気圏に守られて、宇宙から飛んでくるX線や高エネルギーが全部ブロックており、比較的安全なにですが、宇宙飛行士は一般人の100倍くらいの放射線をあびることになり大変危険です。
・日本の太陽観測衛星は1981年「ひのとり」、1991年「ようこう」、2006年「ひので」が打ち上げられ太陽観測衛星で世界を牽引している。
感想
 夢と現実を行き来するような120分の講演であった。まったくの素人にとっては、太陽の恩恵を受けて生きていることの嬉しさと放射能の恐怖をしっかり受け止めなければならないと感じました。
7月5日のニュースで「ヒッグス粒子の発見」を知って日々研究しておられる方々の苦労と努力に敬意を捧げます。
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当日のポスター