相似1996年の夏休みの宿題は、相似に関することの自由研究だった。2年C組41名の中のお勧めベスト3は、次の3つです。
年度内には、作品を載せようと思っています。お楽しみに。
ちなみに下記の「螺旋」は、生徒がするレポートの参考になるように、書いたものです。
1996.11.15. 成
自然が作る形は美しい. 「相似」といっても,意識していないとその中に見いだすのは難しい.「夏休みの課題」のシダの葉は,高校3年生の進路資料の表紙にあった緑の葉から思いついた.「これだ」そして「きれいだ」と思った.しかし,このシダの葉に相似を見出した人は少なかったようだ.ここでは,あえて触れないことにする.
そこで,もっと単純で美しい相似を自然の中に見つけよう.それは,「螺旋」だ.
螺旋がいかに自然の中にあふれているかをまず示そう.

「あっそれなら見たことがある」というものから「へーそうなのか」というものまで,実にたくさんある.
本当に,螺旋が相似だろうか? ! ?

螺旋の中心をOとして線を引き,螺旋との交点を図のように取り,それぞれの長さを測ってみる.
OA:OB=0.4:0.8=1:2
OB:OC=0.8:1.6=1:2
つまり,点Oを中心に点BはAを2倍,点CはBを2倍しているのだ.これで(ホントは,すべての点について調べないといけないけど)相似形であることが分かる.

実際,図の一部を2倍に拡大すると,もとの螺旋と全く同じになっていることが一目で分かる(重ねればよいが,紙の上ではうまくいかない).この螺旋は自分自身と相似なのである.これを「自己相似」という.ただし,自己相似でない螺旋もあることに注意.
なぜ自己相似の螺旋になるのだろうか?
「種が成長していくときには,たいてい各部分は他とほぼ同じ比率となるように形を変えていく(Kappraff 1986).おそらくだからこそ,自然には自己相似螺旋が頻繁に出現するのである.」
ということは,相似な形をつなげていけば,螺旋が描けるのではないか?
では,カタツムリになったつもりで試してみよう.
△OAB∽△OBC
となるように,次々と三角形を描いていく. とてもシンプルな方法で,ちょっと複雑に見える自然の螺旋を描くことができた.
神様がこの世にいるのなら,数学を知っていたのだろうか? それとも,数学が神様なのだろうか? 数学を使って解明できることは,他にももっとあるに違いない.
参考文献 「コンピュータ・カオス・フラクタル」 クリフォード・A・ピックオーバー著