個人研究 〜近代物理学史〜
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第1章 落下運動 1.はじめに
2.アリストテレスの運動論
3.アリストテレス運動学への批判
4.ピサ時代のガリレオ
5.パドヴァ時代のガリレオ
6.アルチェトリ時代のガリレオ
課題研究
第2章 物体の衝突 1.はじめに
2.アリストテレス派の衝撃力
3.ガリレオの運動量と衝撃力
4.マルキの衝突実験
5.デカルトの衝突論
6.ホイヘンスの衝突論
7.ニュートンの衝突論
課題研究
第3章 力と運動 1.はじめに
2.力の概念の変遷
3.慣性の法則
4.力と加速度
5.作用反作用の法則
課題研究
第4章 万有引力 1.惑星の運動
2.重力論の変遷
3.万有引力の法則
4.万有引力定数の測定
課題研究
第5章 熱 1.はじめに
2.熱現象に関する話題
3.温度計と温度目盛
4.熱の正体
5.熱力学の誕生
課題研究
第6章 エネルギー 1.はじめに
2.保存量概念のめばえ
3.力学の発展
4.諸現象の定量化と数学化
5.エネルギー保存則の発見
6.エネルギー概念の確立
課題研究
第7章 気体分子運動論 1.はじめに
2.分子運動論の芽生えと発展
3.熱統計力学
4.ブラウン運動
5.分子運動に関する歴史的実験
課題研究
第8章 音 1.はじめに
2.古代、中世の研究
3.近代の研究
課題研究
第9章 光 1.はじめに
2.光の粒子性と光の波動性
3.光の速さ
4.反射と屈折
5.望遠鏡
6.色
7.干渉と回折
8.偏光
9.エーテル
課題研究
第10章 静電気と磁石 1.はじめに
2.磁気力、静電気力の発見
3.ギルバートの研究
4.静電気の研究
5.逆2乗則の発見
課題研究
第11章 電圧と電流 1.はじめに
2.カエルの足の実験
3.ボルタの実験
4.オームの法則の発見
5.オームの法則の意義
課題研究
第12章 電流と磁場 1.はじめに
2.エルステッドによる電流の磁気作用の実験
3.1820年代初めのアンペールの研究
4.電流とは何か、磁気作用とは何か
5.19世紀前半の電磁気学
課題研究
第13章 電磁誘導 1.はじめに
2.ファラデーとその研究
3.電磁誘導発見前の関連した研究
4.電磁誘導の発見
5.ファラデーによる力線の導入と場の概念
6.電磁誘導に関する当時の研究とその後の発展
第14章 電磁波 1.はじめに
2.電磁場の概念
3.電磁波の発見
4.電磁波の実用
課題研究
巻末 近代物理学自然体に関する課題研究
物理学史年表
人名索引
事項索引
『高校生のための近代物理学史』
発行者 奈良近代物理学史研究会
全 207ページ
 高校や大学の教師を中心に構成される奈良近代物理学史研究会は、近代物理学の発展の歴史を多くの資料を基に研究し、熱い議論を交わしてきました。この中で、主に高校で学習する物理学が、長い年月をかけ、多くの先人の試行錯誤によって発展していったかが明らかになってきました。この度研究会は、その研究成果を『高校生のための近代物理学史』にまとめ、公開することとしました。研究会の活動拠点が本校の物理準備室となっている都合上、このページで紹介します。
 高校生の副読本として、または教師の指導上の参考資料としてご利用いただけると考えています。興味のある方は、本校トップページの「お問い合わせメール」や本校の電話(0742-26-2571)またはFAX(0742-20-3660)を利用されて、末谷(物理担当者)までご連絡下さい。
巻頭言より抜粋〜

「・・・近代物理学が誕生してからまだ400年ほどしかたっていませんが、人間はどのようにして、物理学のいろいろな概念を、もっと一般的にいえば自然認識を発展させていったのかということに思いをはせることがあると思います。
 柳田国男は、かまどにくべられた柴の匂いより彼の母親が何十年も前のことを思い出したことから、古代へさかのぼって日本文化を探究する決意をしたといわれています。わたしたちもこれに習い、近代物理学が形成されていく時代へもどって、物理学上の基礎概念が仮説や実験を通して紆余曲折のうちに発展してきた道をたどるという作業に共同でとりくみました。・・・」