奈良教育大学 久保武先生
2日間にわたって、4年生にわかりやすい講義をしていただきました。実験準備にも熱が入っています。

物質の電気抵抗についての講義
さまざまな図表ののったテキストを用いて、物質の電気的な性質について学びました。

空気を液体窒素(77K)で冷却しました。
すると、試験管の底に液体が...
「水が出てきた」「いや、水だったら凍ってるでしょ」
「じゃぁ、何なんだこの液体は...」


 空気から取り出した謎の液体をパットにこぼし、ネオジウム磁石を近づけると吸い寄せられます。
「一体、この液体は?」「空気に含まれるもの...」
「結構、量が取れるから...そうか酸素だ!」
(液体酸素の沸点 90K)

 金属をどんどん冷却すると電気抵抗が小さくなり、逆に半導体は電気抵抗が大きくなることを実験で確認しました。同時に、なぜ電気抵抗が変化するのかを教えてもらいました。金属と半導体の具体的な性質の違いに感動しました。

 ある温度で電気抵抗が0になる!
これを利用すると送電ロスのない電線ができる。
今から100年前に水銀で発見された超伝導現象を学びました。

 市販の超伝導体(Cu系)を液体窒素で冷却し、ネオジウム磁石が浮くことを確認しました。超伝導体のもう一つの性質であるマイスナー効果の現れです。メジャーなデモンストレーションですが、何度見てもおもしろいです。

 これぞ今回の目玉!水銀が超伝導体に!2重デュワー瓶の底に水銀を入れ、液体ヘリウムで冷却。ネオジウム磁石を近づけると磁石が浮き、水銀が超伝導体に相転移したことを確認しました。歴史的実験です!(詳細
SPP(Science Partnership Program) in 奈良教育大学
テーマ 「高温超伝導体の物理学」
日時 2003.8/27〜8/28(2日間)
参加者 奈良女子大附属中等教育学校
      4年(高1)希望者 15名 
 Topics - 2003年度SPP
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 夏休み後半の2日間、「高温超伝導体の物理学」と題して、奈良教育大学で集中講義を受けました。
(生徒の感想より)少し難しかったけれど、大学の科学に興味が持てました。実験が楽しかったです。