「あの夏〜60年目の恋文」地上波で放映

 9月16日、「あの夏〜60年目の恋文」が、NHK地上波(8月はBS放送)で放映されました。

 本校S28年卒業生で映画監督の岩佐寿弥氏が、昭和19年夏、奈良女高師附属国民学校(現:奈良女子大附属小学校)4年生時に、教育実習の先生だった川口(旧姓雪山)汐子先生に恋心を持ったこと。ふとしたことがきっかけで、文通から始まった二人の出会い。60年の時空をこえて、昭和19年当時の記憶が蘇っていく過程が、あたたかく描かれていました。

 なお、岩佐監督には、平成17年4月の柳汀会総会で「チベットの心」と題して、講演と同時に記録映画を上映していただきました。また、原作となった『あの夏、少年はいた』(れんが書房新社 2005年)を寄贈してもらいました。

 柳汀会総会当日、岡田都先生からこの本を薦められて以来、すっかりファンになってしまったという田村英一(S47卒)氏のコメント(抜粋)を掲載します。


 昨日のNHKの岩佐監督のドキュメンタリー番組には、色々と考えさせられました。

 人と人との出会いは、一見偶然のように見えますが、実はいつも、何らかの必然があるのだろうかと思わずにはおれませんでした。

 時空を超えて精神と精神が、離れた場所で出会うためには、お互いが相手に対して深く思いやる気持ちがまず大前提だということが、よくわかりました。

 それにしても、岩佐監督も川口さんも、何てお若くてチャーミングなんでしょうか。岩佐監督も、まるで少年のような目をしていましたね?

 最初、岩佐監督がこの文通のお話をまわりの人に言った時は、皆、あっけにとられるというか、まるでついていけなかったようです。

 しかし、岩佐監督の本当の心情を知るにつれて、吉行和子さんや、なかにし礼さんをはじめ、大応援団ができてきたというのも、わかるような気がしました。


『あの夏、少年はいた』 (れんが書房新社 2005年)