「授業の部屋」へようこそ!
 このページでは、本校の特色ある授業を紹介します。
 本校教師の授業をお楽しみ下さい。
4年 「数学」 指導者:吉田 信也(副校長:数学科)
授業日:2006年6月14日(水) 7限 4A HR教室
■ 本時の授業の背景

 本校は2005年度より、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、研究開発を進めている。研究テーマの1つは「数学的リテラシーの育成」であり、そのための指導法や教材の研究開発を行っている。
 本時の授業は、その研究の過程で開発した教材を試行実践したものであり、本来は3〜4時間をかけて行うところを、途中と最後を端折って1時間で行ったものである。

■ 本時の授業の目標

  • 社会的文脈(新聞記事)の中から、数学・科学を読み取ることができる。
  • 新聞記事の内容を理解し、それを検証することができる。
  • 半減期とC14年代測定法の原理を理解し、グラフ電卓で試行錯誤しながら、興味を持って学習することができる。
  • グラフ電卓を活用して、C14年代測定法で木材の伐採時期を計算することができる。

■ 授業の概要
  • ワークシートとグラフ電卓(2人に1台)を活用して学習する
  • 新聞記事から数学・科学を読み取る
  • 半減期について理解し、グラフ電卓を利用して半減期を検証する
  • C14年代測定法の原理を理解し、グラフ電卓で1年の減少率を求める
  • グラフ電卓で、発掘された木材の伐採年代を推定する
    (これは時間切れでできなかった)

■ 教材

 この教材は、対数の導入の際にも利用できるものであるが、グラフ電卓を利用すれば、対数を知らなくても計算できる。
 また、グラフ電卓のグラフ描画機能を利用して、方程式を視覚化して解を求めることができる。さらに、グラフ電卓の数式処理機能を利用すれば、指数を含む方程式を解くことで、木材の伐採年代を推定することもできる。
 物理と組んで数理的に考えるならば、微分方程式の教材としても利用できるであろう。
 このように、汎用性・発展性のある教材なので、これからも異なる学年や場面での実践を考えたい。
 なお、ワークシートのWebへの掲載に関しては、朝日新聞の許諾を得ている。