附属学校部研修会

2007/08/31

 本学附属学校園教育のルーツは、木下竹次に遡ります。木下は1919(大正12)年から1940(昭和15)年に至るまで、附属小学校及び附属実科女学校の主事として、「奈良の学習」を全面的に展開し、当時の自由主義教育をリードしました。
 本学附属学校園の教育とその歴史に精通しておられる豊田先生は、木下竹次の話から始め、下記のような項目で熱意あふれる講演をして下さいました。

  講師:豊田 ひさき 先生(中部大学 現代教育学研究所 教授)
  演題 「応答し合う授業づくりと奈良女子大学附属学校園」
    1.木下竹次
    2.「合科学習」は総合学習のルーツの一つ
    3.「生活」とは何か
    4.発問とは
    5.学習集団の授業づくり

 講演に先立ち、野口附属学校部長の挨拶に続いて、3附属校園で進めている研究開発について、松田(附属幼稚園)、阪本(附属小学校)、荒木(附属中等教育学校)から、レポートがありました。このレポートで、研究開発の進捗状況や、それぞれの附属学校園の教育について、お互いに理解を深めることができました。
 そして、天ヶ瀬(文学部・教育システム研究開発センター)による、豊田先生の暖かい、エネルギッシュな人柄がよく分かる楽しい講師紹介があり、豊田先生の講演が始まりました。
 講演終了後は、前川附属中等教育学校長の挨拶があり、有意義な研修会を修了しました。

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