2008年度 附属学校部研修会

2008年8月30日(土)13:30〜17:00

 奈良女子大学附属学校部の研修会を開催しました。

 筑波大学理事(副学長 兼 附属学校教育局教育長)として附属学校を熟知し、中教審教育課程部会「生活・総合的な学習の時間」の主査として、3年余に渡って審議をまとめられた谷川先生にご講演いただきました。

 「総合的な学習」、「学力」、「附属学校」をキーワードに、学習指導要領の改訂を踏まえて、これからの教育が目指すべき方向を示唆していただきました。また、附属学校園の可能性について、明確なビジョンを示していただきました。

 谷川先生のお人柄が表れる、ユーモアにあふれた笑いの絶えない講演でした。約70人の附属幼稚園・小学校・中等教育学校、大学の教員が参加して、有意義な研修会となりました。

「総合的な学習の目指す学力観 −附属学校の教育を視野に入れて−」

講師:谷川彰英 氏(筑波大学副学長)

概要
1.中教審で何が問題になったか
2.「育てようとする資質や能力及び態度」の3つの視点
3.日本の学力 −何を病んでいるのか−
4.PISA型学力の誤解
5.「社会人基礎力」(経済産業省)
6.未来からの学力
7.附属学校の可能性