「本学明治42年購入のピアノ(百年ピアノ)に関しまして」

since 2005. 10.20

【内容】

本学の前身である奈良女子高等師範学校の創立当時(明治42年授業開始)に購入され、戦後永らく倉庫に眠っていた「百年ピアノ」は、2005年の6月から学外で修復を行ってきましたが、11月14日に4ヶ月を費やした修復を終え、美しい姿に戻って本学記念館に帰ってきております。

(1)備品番号「やひ1」:  本学備品台帳との照合により、明治42年5月に、内藤文六郎様より1000円で購入と判明いたしました。
(2)響板に貼られた楕円形シール 「山葉鑒製」:  「鑒」。音よみで、「カン」という文字。下にあるの「金」を横にすると「鑑」になります。同じ字です。「かんがみる」とか「かがみ」、「手本、見本」「見わける」という意味があります。 「山葉鑒製」とある「鑒製」の熟語は、「謹製」のような意味に使われていると考えております。
(3)内部板に日本楽器製造株式会社のスタンプ印が4箇所に見られます。
(4)鍵盤蓋にしるされたデザイン(受賞記念マーク):  日本楽器製造株式会社のものと、ヤマハ株式会社様よりご回答いただいております。
(5)アクション: シュワンダータイプのアクション
==> 残念ながらこのアクションは、修復後の大学返還時での授受確認不手際により、廃棄されています。
(6)鍵盤数 : 85鍵
(7)フレーム : ウィーンやアメリカのピアノで見られる特徴である「フレームの横にカーブして渡してある補強のバー」がございます。
(8)製造番号: #1749(棚板の下ペダル用補強柱の前方右前に1箇所、鍵盤蓋(マクリ)の右付け根(回転軸)のあたりに小さく刻印で1749とあります。)

■ 9月30日に、京都の修理工房から搬出され、宇治にあります楽器店さんのほうで、弾き込み(1日に5時間程度)をしていただきました。

■11月14日に、大学に搬入され、記念館2階講堂に設置いたしました。

■11月24日に、修復記念音楽会を開催いたしました。一般からの申込者と学内の教職員、報道関係者約350名余りが見守る中、最初の曲「奈良女子高等師範学校校歌」が学生サークル PIANO-FORTE 部長の伴奏、音楽部のコーラスで披露されました。音楽会は PIANO-FORTE のメンバーの演奏を中心に約1時間余り行われ、ピアノは約百年の時を経てなお美しい音色を創立当時の面影深い記念館に響かせていました。

【奈良女子大学 担当部門】

本件に関するお問い合わせは、奈良女子大学広報企画室までお願いいたします。0742−20−3220

【写真】

スナップ写真をいくつか載せております。こちらをクリックしてください。

【視聴(2種)】

こちら「school-song.mp3」をクリックしてください。なおWINDOWSの方は要QuickTimePlayer(Free)です。
 ■奈良女子高等師範学校校歌を角田理絵さん(理学部4回生,2006年5月)に弾いていただきました。音声のみ約0.8MB(45秒)あります。

こちら「sample.mov」をクリックしてください。なおWINDOWSの方は要QuickTimePlayer(Free)です。
 ■奈良女子高等師範学校校歌を角田理絵さん(理学部4回生,2006年5月)に弾いていただきました。大学画像付約3MB(130秒)あります。データを小さくするために小さな画像です。サンプル画像ですので後日変更予定です。

こちら「piano_20051124.mov」をクリックしてください。なおWINDOWSの方は要QuickTimePlayer(Free)です。
 ■修復記念音楽会での小松正史氏の演奏(オリジナル曲:卯月)の一部です。映像を含めて約7.5MB(30秒)あります。

【修復記念音楽会 配布資料】

奈良女子大学