研究院 生活環境科学系 【食物栄養学領域】 

井上 裕康(いのうえ ひろやす):教授 医学博士
研究概要: 新しい創薬を目指したアラキドン酸代謝系酵素の構造解析 (KEYWORD:シクロオキシゲナーゼ, アラキドン酸, structure)/健康増進に寄与する食品成分の新しい作用機構解明 (KEYWORD:フレンチパラドックス, 核内受容体, レスベラトロール)
専門分野: 食品科学・栄養科学
講演可能題目: ★フレンチパラドックスと医食同源

小倉 裕範(おぐら やすのり):教授 博士(医学)
研究概要: ヒトの身体には生まれながらにして異物あるいは危険な侵入者を検知する仕組みが備わっており、「自然免疫受容体」と呼ばれている。本研究室では自然免疫受容体の中でも「NLRタンパク質」と呼ばれる受容体群に注目し、特に、細菌細胞壁成分を検知するNOD1とNOD2タンパク質、そして細胞の破壊を検知するとされるNLRP3タンパク質の細胞内での挙動を研究している。 また平成23年度からは、外来分子を異物と栄養とに仕分ける根本的な基準とは何かを考え、免疫学と栄養学を融合するような研究を進めようとしている。
専門分野: 免疫学、分子遺伝学、生化学
講演可能題目: ★NLRタンパク質による病原体の認識機構

菊ア 泰枝(きくざき ひろえ):教授 博士(生活科学)
研究概要: 食用植物(野菜・果実・香辛料など)に含まれる抗酸化成分、抗アレルギー成分やさまざまな疾患に関わる酵素(α−グルコシダーゼ、リパーゼ、ヒアルロニダーゼ、ヒスタミン生成酵素等)を阻害する成分の化学構造の解明と化学構造と活性の関連性の追究、食用植物に含まれる色素の構造解明と安定性に関する研究、食品機能性成分の調理操作による変化の分子レベルでの解明、統一抗酸化指標(Antioxidant Unit:AOU)を用いた食事管理に関する研究、給食経営管理学における省エネルギー教育効果に関する研究
専門分野: 食品化学、調理科学、給食経営管理学
講演可能題目: ★スパイス・ハーブの化学と機能 ★野菜の機能成分の調理特性

高地 リベカ(たかち りべか):教授 博士(医学)
研究概要: 我が日本人におけるがんや循環器疾患等の生活習慣病を規定する食生活因子は何かを、じっさいの地域住民の観察研究・介入研究によって明らかにすることに取り組んでいます。このような研究では、ヒトの食生活(食習慣)をできるだけ正しく測定する方法が肝要です。新たな食事評価ツールの開発にも取り組んでいます。
専門分野: (栄養)疫学・公衆栄養学
講演可能題目: ★健康情報を正しく見分けるコツ  ★生活に役立つ「疫学」

高村 仁知(たかむら ひとし):教授 農学博士
研究概要: 品の健康維持機能と調理加工による変化に関する研究、食品のにおい成分に関する研究、脂質および脂質酸化物・関連物質の生成および分解機構に関する研究、地域伝統食品の機能性、嗜好性、調理加工に関する研究、ほか
専門分野: 食物科学、食品化学、食品分析学
講演可能題目: ★食品の健康維持機能と調理加工による変化に関する研究 ★食品のおいしさと調理加工による変化に関する研究 ★奈良の食素材に関する研究

松田 覚(まつだ さとる):教授 医学博士
研究概要: 生活習慣病における細胞内情報伝達系の解析/RNA干渉を用いた疾病の予防と治療に関する研究/プリオン遺伝子産物の機能解析/食健康に関わる生化学的なアプローチ
専門分野: 医化学、分子生物学
講演可能題目: ★食健康と安全

中田 理恵子(なかた りえこ):准教授 学術博士
研究概要: 葉酸代謝に関する研究(葉酸の特異的定量法を確立し、科学的に正確な量を基礎として、生体内での葉酸の機能を解明するための研究を推進。)
専門分野: 栄養生化学
講演可能題目: ★「食と健康」−特に健康の維持増進のためのビタミン摂取の重要性−

前田 純夫(まえだ すみお):准教授 農学博士
研究概要: 生活環境・食環境中における微生物間の遺伝子水平伝播に関する研究/現代の食リスク要因に関する研究(遺伝子組換え食品の社会的受容など)/遺伝子解析の簡便法開発とそのヒト・微生物・食品への利用
専門分野: 微生物学、細胞生物学、分子生物学、農芸化学、生活科学
講演可能題目: ★バイオテクノロジー・微生物一般 ★ヒトの体質の遺伝子解析 ★遺伝子組換え食品の安全・安心 ★抗生物質耐性菌問題、など 微生物・食品衛生・食中毒などに関して一般向けの講演活動も行っておりますので、興味ある方はご連絡下さい。

淺井 智子(あさい ともこ):助教 修士(人間文化学)
研究概要: > 調理加工による食品成分・物性の変化と美味しさとの関連/機能性成分の加熱調理による変化とヒト摂取時の血中移行/血中濃度におけるコラーゲンペプチドの細胞生理活性
専門分野: 調理科学、食品機能学、食品分析学
講演可能題目: ★食肉中に含まれるコラーゲンとその機能 ★血中に移行する機能性ペプチド

小村 智美(こむら ともみ):助教 学術博士
研究概要: 小さなモデル動物C. elegans(線虫)を用いて、食品成分の新たな機能性の探索を行っています。特にプロバイオティクスの免疫賦活効果やアンチエイジングの研究を進めています。
専門分野: 食品免疫学、生体防御学、微生物学
講演可能題目:

辻󠄀 愛(つじ あい):助教 博士(学術)
研究概要: 卵子の老化(卵子の減数分裂異常)は流産や不妊の原因となる。栄養素の過不足が卵子の質に影響をおよぼすことが明らかとなりつつある。卵子の老化を促進あるいは抑制する栄養状態や食成分の探索を行っている。
専門分野: 栄養代謝学、栄養生化学
講演可能題目:

萬成 誉世(まんなり たかよ):助教 博士(医学)
研究概要: 幼少期におけるストレスが成長後の報酬系神経回路や行動に及ぼす影響について研究を行ってきました。
専門分野: 食品科学、調理科学、神経科学
講演可能題目:


研究院 生活環境科学系 【生活健康学領域】〜

久保 博子(くぼ ひろこ): 教授 博士(学術)
研究概要: 温熱環境の人体影響に関する研究/住居空間の快適性に関する研究/睡眠環境に関する研究/高齢者環境に関する研究/入浴環境に関する研究/中国・新疆ウイグル自治区における住環境と女性の生活の調査(人工気候室実験・実際の生活空間での実測調査・アンケート調査)
専門分野: 住環境学、人間工学、建築環境工学
講演可能題目: ★快眠のための睡眠環境 ★安全・健康を考えた浴室環境・入浴法 ★高齢者にやさしい生活空間・生活機器 ★涼しい住まい方・暖かい住まい方 など

芝ア 学(しばさき まなぶ):教授 博士(学術)
研究概要: 運動時の発汗反応に影響する非温熱性要因の関与(発汗神経活動に影響を及ぼす要因を検討)/発汗神経と能動的皮膚血管拡張システムの関係(コリン作動性神経活動に影響を受ける可能性が示唆されている皮膚血管の拡張メカニズムを検討) /高体温時の循環調節 (暑熱環境下における血流および血圧調節メカニズムを検討)/これらの性差と加齢差
専門分野: 運動・環境生理学
講演可能題目: ★運動と体温調節 ★暑熱環境と体温調節 ★暑熱環境と循環調節

鷹股 亮(たかまた あきら):教授 博士(医学)
研究概要: 体液調節(特に浸透圧調節)メカニズム、温度や重力などの外部環境の変化やストレスが体液状態に及ぼす影響、体液量およびその組成の変化が各種生理機能に及ぼす影響、体温調節メカニズム/エストロゲンの摂食・飲水行動に及ぼす影響
専門分野: 環境生理学、健康科学
講演可能題目: ★体液調節と体温調節 ★熱中症の予防と水分摂取 ★のどの渇きと食欲の調節

三木 健寿(みき けんじゅ):教授 医学博士
研究概要: 睡眠、運動、ストレス時の交感神経活動による動脈圧の結合調節機構、交感神経活動の超慢性記録による高血圧発症機構の解明、海馬機能と交感神経活動の機能的リンク
専門分野: 統御生理学、環境生理学、自律神経科学
講演可能題目: ★日常生活と血圧調節 ★肥満と運動とダイエット ★自律神経

森本 恵子(もりもと けいこ):教授 医学博士
研究概要: 種々のストレスに対する生体反応のメカニズム(ストレス受けると、内分泌系、自律神経系、免疫系の機能が変化するが、このメカニズムについて検討することによりストレス関連疾患がなぜ起こってくるのかを明らかにする。)
専門分野: 環境生理学、健康科学、循環器内科学、産業保健学
講演可能題目:

吉本 光佐(よしもと みさ):准教授 博士(人間環境学)
研究概要: メタボリックシンドローム及びその成因因子(高血圧など)について、モデル動物を用い、発症・予防のメカニズムを検討している。また、一次予防を目指し、奈良県特産物の葛の廃物であり、旺盛な生育力から雑草としても問題となっている蔓を用い、それに多く含まれるイソフラボノイドの機能性について研究を行っている。
専門分野: 健康栄養学、健康科学、栄養生化学、応用健康学
講演可能題目: ★茶の血圧上昇抑制効果について ★廃物である葛蔓のメタボリックシンドロームに対する機能性について

内田 有希(うちだ ゆき):助教 博士(人間科学)
研究概要: 女性ホルモン(エストロゲン)や摂食ホルモンと体温調節、ストレスとの関係について実験動物を用いて研究。特に女性の寒冷環境の行動性体温調節について研究。
専門分野: 温熱生理学、神経科学
講演可能題目: ★女性の体温調節 ★女性ホルモンと体温


研究院 生活環境科学系 【スポーツ健康科学領域】

井上 洋一(いのうえ よういち):教授
研究概要: 日・米の体育・スポーツにかかわる紛争および訴訟について検討する。スポーツ参加に関する事例、とくに人種、障害をもつ者、女性に関する事例及びドーピングに関する事例を対象とし、争点および関連する法規とその背景を明確化
専門分野: スポーツ法学、スポーツ政策学、スポーツ史
講演可能題目: ★スポーツと法律的諸問題 ★スポーツ事故と責任

成瀬 九美(なるせ くみ):教授 博士(学術)
研究概要: 動作速度調整から見た身体的コミュニケーション/ダンス・ムーブメントの精神生理学的研究/子育て支援としての親子体操の実践課題
専門分野: 身体表現学、運動心理学
講演可能題目: ★「からだコミュニケーション」のすすめ ★ダンス・リズム運動を取り入れた実技講習 

石坂 友司(いしざか ゆうじ):准教授 博士(体育科学)
研究概要: スポーツ・メガイベントと遺産/東京オリンピックの歴史社会学(1940/1964/2020)/長野オリンピックと地域変容/スポーツ界の構造と象徴的権力/スポーツ・ナショナリズム
専門分野: スポーツ社会学
講演可能題目: ★スポーツ・メガイベントと国家・都市・地域の変容 ★スポーツ/オリンピックの歴史 ★スポーツ文化論 ★東京/長野オリンピック ★スポーツから読み解く現代社会 ★スポーツ・ナショナリズム

中田 大貴(なかた ひろき):准教授 博士(理学)
研究概要: 運動遂行・運動抑制・運動イメージの神経基盤/意志決定メカニズム/アスリートの脳/相対年齢効果
専門分野: スポーツ心理学、神経科学
講演可能題目: ★運動抑制 ★相対年齢効果 ★運動と認知症

星野 聡子(ほしの さとこ):准教授 博士(人間科学)
研究概要: 競技ストレスの精神生理学的研究/運動・スポーツにおける認知と情動に関する研究
専門分野: スポーツ心理学・精神生理学
講演可能題目: ★競技ストレスとバイオフィードバック ★精密さが求められるクローズドスポーツの心理的過程 ★運動・体力・健康と認知機能

大高 千明(おおたか ちあき):助教 博士(学術)
研究概要: 随意的な出力調節メカニズム/調節能の獲得過程/運動スキル
専門分野: スポーツバイオメカニクス、発育発達
講演可能題目: ★身体運動におけるスキル ★幼児期の運動遊び


研究院 生活環境科学系 【臨床心理学領域】

伊藤 美奈子(いとう みなこ):教授 博士(教育学)
研究概要: 不登校やいじめのメカニズムや支援活動を対象とした心理臨床実践と調査研究。思春期・青年期の心理やスクールカウンセリング活動、教職員のメンタルヘルスなども研究テーマの一つ。
専門分野: 臨床心理学、教育臨床、発達心理学
講演可能題目: ★不登校の心理と支援 ★思春期の心理 ★スクールカウンセラーと教育相談 ★不育症(流産・死産を繰り返す症状)の理解と支援

岡本 英生(おかもと ひでお):准教授
研究概要: 犯罪の原因(共感性・有能感・セルフコントロールと犯罪)、再犯の防止(再犯防止プログラム、犯罪者の行動変容、犯罪からの立ち直り)、防犯(災害と犯罪)/犯罪に関する施策(刑事政策、犯罪者処遇制度、社会の刑罰意識)/心理アセスメント、パーソナリティの形成要因/恐怖心、不安感、喪失感/ストレスの測定、困難な状況に置かれた人への心のケア/思考
専門分野: 犯罪心理学、犯罪学、人格心理学、感情心理学、臨床心理学
講演可能題目: ★非行の予防 ★防犯 ★性格について

黒川 嘉子(くろかわ よしこ):准教授 教育学博士
研究概要: 乳幼児期から、人は他者との関係性のなかで、どのように固有の心の世界を築いていくのかをテーマに、乳幼児と養育者との情緒的関わり合い、遊びに表現される子どもの心、「言葉」が内包する心の問題などに臨床心理学の視点からアプローチしています。具体的には、子どもへのプレイセラピー、子育て支援や発達相談、小児科における心理臨床、保育園・幼稚園における心理臨床などの臨床実践や、子どもが示す特別な愛着物「移行対象」の調査研究に力を入れています。
専門分野: 臨床心理学(プレイセラピー、乳幼児心理臨床)
講演可能題目: ★子どもと遊び ★子どもの心の問題 ★子育て支援 ★心理療法 ★乳幼児期の心の発達(乳幼児にかかわる専門家を対象としたテーマ) ★特別な愛着物「移行対象」について

梅垣 佑介 (うめがき ゆうすけ):講師 博士(教育学)
研究概要: うつ・不安に対する自助プログラムの開発と効果検討/うつに苦しむ人の援助要請行動/行動療法の作用機序/認知・行動療法と森田療法の統合/インターネット行動とメンタルヘルス
専門分野: 認知・行動療法、臨床心理学
講演可能題目: ★うつに苦しむ人の援助要請行動 ★ううつ・不安に対する自助プログラム、インターネットを用いた援助 ★子ども・若者の強迫性障害に対する行動療法

加藤 奈奈子 (かとう ななこ):助教 博士(学術)
研究概要: 夢や箱庭などイメージを介した心理療法/デジャヴュ体験における体験様式とパーソナリティに関する調査/長期閉鎖環境における心理的サポートの可能性の検討/体験における主体の生成とその意識化
専門分野: 臨床心理学(箱庭療法・プレイセラピー)
講演可能題目: ★心理療法とイメージ ★非日常体験から考えるこころ

曽山 いづみ (そやま いづみ):助教 博士(教育学)
研究概要:家族やシステムの視点を取り入れた心理臨床実践/教師の初期発達過程/離婚を経験した家族への心理援助
専門分野:臨床心理学、家族心理学
講演可能題目:★新任教師の発達過程 ★離婚時の子どもの心 ★家族の心理


研究院 生活環境科学系 【衣環境学領域】

黒子 弘道(くろす ひろみち):教授 工学博士
研究概要: 繊維高分子の構造と物性の研究/固体NMRによる高分子の高次構造解析/固体NMRおよび量子化学計算を用いた高次構造解析法の開発
専門分野: 高分子構造・固体核磁気共鳴法
講演可能題目: ★NMRおよび量子化学計算を用いた高分子の高次構造解析

才脇 直樹(さいわき なおき): 教授 博士(工学)
研究概要: 基体に身に着ける情報処理技術であるウェアラブルコンピューティングや、スマートテキスタイルとIoTを用いた健康管理など、日常生活に役立つ情報処理システムの研究開発を行っています。また、外部の研究機関や大学と共同で、生体の仕組み(脳や感覚)に学んだセンサやインタフェース、ロボットの構築などにも取り組んでいます。
専門分野: 人間情報学、ヒューマンインタフェース
講演可能題目: ★ファッショナブルなIoTによる健康管理 ★スマートテキスタイルと情報処理 ★家事や介護を担当する触り心地のわかるアンドロイド ★音楽情報処理の発展史

吉田 哲也(よしだ てつや): 教授 博士(工学)
研究概要: グラフ構造に基づく学習/近似分解に基づく学習/半教師あり学習/生活環境に対するデータ解析
専門分野: 機械学習、データマイニング
講演可能題目: ★コミュニティ発見などのグラフ構造に基づく学習

佐野 奈緒子(さの なおこ): 准教授 PhD in Surface Science
研究概要: 表面分析手法を用いた素材の解析
専門分野: 表面分析
講演可能題目:

原田 雅史(はらだ まさふみ):准教授 博士(工学)
研究概要: 界面活性剤ミセル内部でのクラスター形成過程の研究/超臨界流体を用いた機能性微粒子の合成/乳化・可溶化に関連する研究/コロイド粒子の形成・拡散機構と配列制御に関する研究/新規ドライクリーニングシステムの開発に関連する研究
専門分野: コロイド化学、界面化学、X線分光学
講演可能題目: ★コロイド粒子の形成・拡散機構 ★環境に配慮したクリーニング

佐藤 克成(さとう かつなり):講師 博士(情報理工学)
研究概要: 触覚の記録と再生の実現に向けた研究や、五感刺激が生活に及ぼす影響の研究を行っています。触覚情報の記録と再生技術については、特に温冷覚に着目し、知覚メカニズムの解明と装置の開発という2つの観点から研究を行っています。触覚情報の記録・再生技術を応用すれば、インターネットショッピングにおいて実際に布地を触り、試着してから服を購入する、といったことが可能になります。五感刺激の影響の研究では、便利なだけでなく情緒豊かな衣生活の実現を目指し、五感刺激が及ぼす人の感情の変化を検討しています。
専門分野: 触感情報伝達、触感インタフェース
講演可能題目: ★触り心地の記録・再生技術  ★情動性を拡張する温冷感インタフェース BR>

橋本 朋子(はしもと ともこ):助教 博士(工学)
研究概要: QOLを向上させる高機能性衣料・材料の開発/組織再生用足場材料としてのシルクフィブロインに関する研究
専門分野: 高分子化学、生体材料学、生体関連高分子
講演可能題目: ★高機能性シルクフィブロイン


研究院 生活環境科学系 【生活情報通信科学領域】

駒谷 昇一(こまや しょういち): 教授
研究概要: 初等教育から高等教育の一般教育における情報教育に関する研究。情報処理の専門家育成に関するスキルとキャリアに関する研究。
専門分野: 教育工学、ソフトウェア工学、情報システム工学
講演可能題目: ★情報教育 ★IT人材育成 ★キャリアデザイン ★ソフトウェア工学 ★一般情報教育

城 和貴(じょう かずき): 教授 博士(工学)
研究概要: 自動並列化コンパイラの研究開発/データ視覚化/ニューラルネットによる短期地震予知/量子コンピュータ
専門分野: 並列計算機アーキテクチャ、自動並列化コンパイラ、ニューラルネット、画像処理
講演可能題目: ★プログラムの並列化ならびにプログラム情報の可視化 ★NCC@i-appli [i-アプリを用いた数値計算コンポーネント] ★知識自動獲得型エージェントによるグリッド管理

松本 尚(まつもと たかし): 教授 博士(理学)
研究概要: スケーラブルオペレーティングシステムの研究開発/ディペンダブル社会構築のためのシステムソフトウェアの研究開発/次世代計算機アーキテクチャの研究開発
専門分野: 計算機アーキテクチャ、オペレーティングシステム、並列分散処理
講演可能題目: ★コンピュータの仕組み ★スパコンとは何か

鴨 浩靖(かも ひろやす):准教授 博士(情報学)
研究概要: 距離空間・位相空間における計算可態性構造の研究:実効的σコンパクト距離空間において、縮小写像の不動点定理を計算可能性の観点から厳密化した定理が成り立つことを示した。両者の数学的関係を調べる研究に、1999年より着手。
専門分野: ソフトウェア科学、数理論理学
講演可能題目: ★計算の理論について ★計算とはなにか

新出 尚之(にいで なおゆき):准教授
研究概要: 様相論理/時相論理を用いた証明システムやプログラミングシステムに関する研究、特にマルチエージェント環境のシステム記述/構築
専門分野: 数理論理学(論理プログラミング)、計算機科学
講演可能題目: ★自動証明とプログラミング

高田 雅美(たかた まさみ):講師 博士(理学)
研究概要: 数値計算ライブラリの開発/並列プログラミング/ユビキタスコンピューティング
専門分野: アルゴリズム、プログラムチューニング、並列プログラム、I-appliのソフト開発
講演可能題目: ★数値計算ライブラリの開発 ★並列化について ★NCC@i-appli[i-アプリを用いた数値計算コンポーネント]


研究院 生活環境科学系 【住環境学領域】

井上 容子(いのうえ ようこ): 教授 工学博士
研究概要: ・光環境の調査と計画(作業空間の照明計画、くつろぎ空間の照明計画、非常時の照明計画、街路照明計画)・明視計画に関する研究(階段などの歩行空間、サイン・表示部、高齢者などの視覚的弱者)・視覚心理生理に関する研究(見えの個人差・加齢に伴う変化、色彩・色光の効果、減能グレア、印象・疲労感)
専門分野: 建築環境工学(光環境、視環境、環境心理生理)
講演可能題目: ★あかりの計画 ★視覚のメカニズム(例えば、見えの個人差と加齢に伴う変化、色知覚の基礎など) ★窓の計画と昼光の利用

瀬渡 章子(せと あきこ): 教授 学術博士
研究概要: 住環境の防犯性能に関する研究/防犯からみた学校施設の安全管理に関する研究/プレイリーダーの常駐する子どもの遊び場に関する研究/高層住宅の居住性に関する研究/集合住宅の共同性・協働性に関する研究
専門分野: 住環境計画学、建築計画学
講演可能題目: ★犯罪に強い住まい・街づくり―住環境デザインとコミュニティー ★子どもの住まいと安全な遊び場 ★学校施設の安全管理のあり方 ★集合住宅ライフは楽しい―「集まって住まう」を考える−

中山 徹(なかやま とおる):教授 工学博士
研究概要: 公共事業論/大阪の近代都市計画史/環境計画論/自治体政策学/中心市街地の活性化/都市計画における市民参加、情報公開/少子高齢化社会における都市計画
専門分野: 都市計画、建築計画学、自治体政策学、地域経済学、地域福祉学
講演可能題目:

根本 哲夫(ねもと てつお):教授 博士(学術)
研究概要: 集合住宅地開発における自然環境構造に関する研究、ランドスケープアーバニズムに関する研究、ランドスケープデザイン論
専門分野: ランドスケープデザイン、都市デザイン
講演可能題目: ★都市の自然と緑地環境 ★景観・公園緑地 ★パブリックスペースの計画とデザイン ★医療・療養環境のランドスケープ

藤田 盟児(ふじた めいじ): 教授 
研究概要:和室の形成過程と様式の定義について、座敷や会所の使用法や形態を研究。とくに鎌倉時代の武家住宅の研究に詳しい。そのほか都市の形成過程を街区の形状から推定する測地尺分析方法の開発や、文化の時空間構造の研究など。
専門分野:日本建築史、日本中世住宅史
講演可能題目:★和室の歴史と意味 ★日本文化の空間的性質 ★モダニズムにジャポニズムが与えた影響 ★建築空間からみた世界各地の時空間構造

長田 直之(ながた なおゆき):准教授 農学博士
研究概要: 建築設計/建築論/集合住宅のデザイン
専門分野: 建築設計/都市計画/環境デザイン
講演可能題目: ★建築デザインとはなにか ★現代の集合住宅 ★都市空間と生活

藤平 眞紀子(ふじひら まきこ):准教授 博士(学術)
研究概要: 木造住宅の耐久性向上に関する研究/伝統的木造住宅における維持管理手法の現代的継承について/住宅の損傷と維持管理に関する研究/住宅解体木材の再利用に関する研究/地域産材の有効利用に関する研究
専門分野: 住居管理学
講演可能題目: ★住まいの耐久性と住まいの手入れ

山本 直彦(やまもと なおひこ):准教授 博士(工学)
研究概要: 左官技術を用いた災害仮説住宅/スマトラ沖地震後の居住地復興と住宅供給/東南アジアの住宅と居住環境整備
専門分野: 建築計画、居住環境整備
講演可能題目: ★居住環境整備と国際援助

吉田 伸治(よしだ しんじ): 准教授 博士(工学)
研究概要: 数値解析・実験・実測による街区ー屋外ー建物内の温熱環境評価に関する研究/数値気候モデルを用いた都市・地域気候特性評価に関する研究/人体の不均一環境評価に関する研究/建物被覆・設備の工夫によるヒートアイランド対策・建物熱負荷削減・室内温熱環境緩和効果の評価に関する研究/住宅内の温熱・空気環境の安全性・快適性・健康増進に関する研究
専門分野: 建築環境工学(熱・空気環境分野)、都市環境工学、健康・省エネルギー建築
講演可能題目: ★家の断熱性能、気象条件と住まいの環境・健康・快適の関わり ★夏の都市・屋外空間内の暑熱環境への適応 ★緑のカーテンの日射遮蔽と室内温熱環境緩和 ★建物表面被覆(窓・外壁)の工夫が建物内外の温熱環境、省エネに与える影響

瀧野 敦夫(たきの あつお):講師 博士(工学)
研究概要: 木質構造を対象とした有限要素解析に関する研究/社寺建築の耐震調査ならびに耐震補強に関する研究/伝統的構法に用いる床構面に関する研究/木質ラーメン構法の開発ならびに設計法に関する研究
専門分野: 木質構造、耐震構造
講演可能題目: ★木質構造物の耐震性

室ア 千重(むろさき ちえ):講師 博士(工学)
研究概要: 共働き夫婦の住要求に関する研究/公営住宅住戸プランのユニバーサル化に関する研究/障がいのある人も暮らしやすい住環境整備に関する研究/近所つきあいを継承する再生団地計画に関する研究
専門分野: 住生活学、福祉住環境、建築計画
講演可能題目: ★安全で安心な住まい・環境づくり ★人と人との共生のまちづくり

中村 航(なかむら わたる):助教 博士(工学)
研究概要: 土でつくる建築について研究。土を焼かずに環境負荷の少ない固化材を混合した成形体の研究/日本では珍しい土積み構法による建造物に関する研究/土を用いた住宅の快適性・環境性能の評価
専門分野: 建築材料
講演可能題目: ★建築材料 ★土建築の材料 ★構法および工法 ★土の基礎物性


研究院 生活環境科学系 【生活文化学領域】 

佐野 敏行(さの としゆき):教授 Ph.D
研究概要: アメリカ小都市の生活誌・人口動態・高齢者向けサーヴィスの民族誌的研究/ケアリングと家族関係の歴史的変容に関する研究/ライフヒストリーにおける自立と生きがいの創生プロセスの象徴分析/地域生活におけるエイジングとエスニシティに関する研究/布のシンボリズムと文化的意味の分析
専門分野: 文化人類学、文化生態学、環境認識論、都市人類学、象徴分析論、物質文化論
講演可能題目: ★アメリカ中西部の地域生活 ★異文化理解のメカニズム ★アメリカのシニアセンターと高齢者向けプログラム ★アメリカの小都市にみる生活変化 ★多様な文化と環境のもつ意義 ★布と人間生活の関わり合い

鈴木 則子(すずき のりこ):教授 博士(学術)
研究概要: 日本近世の「癩」病観に関する、主として中国との比較史的研究/日本近世の身体をめぐる社会史/現在は主として梅毒および麻疹をめぐる近世社会の対応について、中国との比較研究を行っている
専門分野: 日本近世史、医療社会史、生活史
講演可能題目: ★江戸化粧史 ★江戸時代医療史・疾病史 ★江戸時代のハンセン病史

野田 隆(のだ たかし):教授 博士(人間科学)
研究概要: 情報生活論/災害社会学(災害緊急時における組織行動、組織間連携、防災コミュニティ)
近年取り組んでいるのは、大規模災害時における遺体の埋火葬とグリーフケアとの接続に関する問題です。従来の復旧対策は生き残った人たちへのサービス中心ですが、生き残った人たちは死んでいった人たちを切り捨てて災後の生活再建を始めるわけではなく、「生かされた命」という理解の受容から始まります。南海トラフ地震では最大30万人の死者が予想されており、政府は8割減をめざしていますが、それでも6万人という恐るべき数字が残ります。その対応が、「生かされた命」の生活再建に直接関わるという問題意識です。
専門分野: 組織社会学、災害社会学、社会システム論、情報行動論
講演可能題目: ★自主防災組織の育成(災害に備える社会) ★緊急事態下の人々の情報行動 ★災害と情報 ★被災の複合性と社会の脆弱性など

松岡 悦子(まつおか えつこ):教授 博士(文学)
研究概要: リプロダクションの比較文化/リプロダクションの医療人類学的研究/リプロダクションと生命倫理
専門分野: 文化人類学、ジェンダー論、医療人類学、生命倫理
講演可能題目: ★世界の妊娠・出産・育児 ★助産師の歴史 ★出産の今・昔

三成 美保(みつなり みほ):教授 博士(文学)
研究概要: 男女共同参画に関する法政策の歴史・現状・比較、女性の法的地位に関する比較法文化史、家族法システムの歴史と比較(婚外子・夫婦別姓・中絶・優生法制・生殖補助医療・同性婚など)
専門分野: 法制史、ジェンダー法学、ジェンダー史
講演可能題目: ★男女共同参画 ★ドメスティック・バイオレンス ★セクシュアル・ハラスメント ★女性の人権  ★両立支援(ワークライフバランス)  ★LGBTI(いわゆる性的マイノリティ)の権利保障

安藤 香織(あんどう かおり):准教授 博士(心理学)
研究概要: 文化によって、どのように集団への帰属意識、他者からの期待、社会的ネットワークの影響が異なるのか。特に現在は日本、アメリカ、ドイツにおける環境配慮行動の規定因を探る。
専門分野: 社会心理学、環境社会心理学、文化心理学、環境保全
講演可能題目: ★日独における環境配慮行動の規定因 ★ディベート

井口 高志(いぐち たかし):准教授 博士(社会学)
研究概要: 第一の研究課題は、治らない病い(難病や認知症など)を抱えている人と家族が生きていくプロセスについて、インタビュー調査や参与観察などの手法を用いて探索することである。第二の課題は、そうした人たちへの支援のあり方がどのように変化してきたのか、という歴史的な変遷のプロセスを探ることである。最終的には歴史的な背景に埋め込まれた支援の現場でどういった葛藤やケアのあり方が生まれてきているのかを、民族誌的に描き、現場の人たちとともに考えていくことを目標としている。
専門分野: 福祉社会学、医療社会学、家族社会学、社会調査論
講演可能題目: ★医療・福祉と社会、認知症ケアの社会学

大塚 浩(おおつか ひろし): 准教授
研究概要: 法動員研究、弁護士論(消費者契約過程、消費者訴訟過程における法律家関与の影響を法動員(legal mobilization)研究のパースペクティヴを用いた経験的手法により分析することを企図している。)
専門分野: 法社会学
講演可能題目:

山崎 明子(やまざき あきこ):准教授 博士(文学)
研究概要: 視覚表象の生成と受容を支える社会システムの分析/女性の創造活動の再定位/地域社会とアートコミュニティ
専門分野: 視覚文化論、ジェンダー論、美術制度史
講演可能題目: ★手芸とジェンダー ★女性とアート ★視覚表象とジェンダー

青木 美紗(あおき みさ):助教
研究概要: 付加価値農産物(有機農産物や環境保全型農業による農産物)の生産・流通・消費について、地産地消や産直などの観点から現地調査や統計分析によって研究を進めている。また、アジア途上国における食の安全性の確保と農の観光化についての研究も行っている。
専門分野: 農業経済学、食料経済学、地域研究
講演可能題目: ★農業と環境 ★農産物の地産地消 ★アジアの農業(ネパール、ベトナム)