<公開講座の様子/平成25年7月6日(土)>

『講座名』 絶望を制した意志の力
        〜ベートーヴェン ハイリゲンシュタットの遺書〜
『講  師』 小田切 美穂 氏 (ピアニスト)


『講義風景写真』



今年で3回目となります記念館のスタンウエイを使った公開講座です。前回 来ていただいた方が、早々にHPをチェックしてお申込みいただくようで、すぐに満員となる人気講座です。ピアニストの方は演奏中はその曲に没頭されるので、すぐに切り替えて解説というのは、実はとても大変なことで、多くの音楽番組などでは、解説者と演奏者が別々ですが、この講座では講師の方にお願いしてピアニスト視点での解説を含めて曲紹介を行っていただいています。難聴が進行する不安を誰にも打ち明けられず曲にその気持ちが込められた「悲愴」。解説を聞いた後、悲しいけれど表面的に悲しいと言えなかった作曲家の気持ちにたって聴いてみると、・・・なるほどと深く感動することができました。講座後のアンケートには、感謝の声が並んでいました。


『受講者アンケートより』


・ふつうの演奏会だけでは知ることのないベートーヴェンの思いと曲の中に見つけるヒントをいただきました。講師の先生の誠実なお人柄を感じさせるいい内容のお話しでした。
・講演と演奏は本当に大変だと思いますが、曲の背景がわかり、より理解が与えられて聞くことが出来てよかったです。
・今回も楽しませて頂きました。ピアノに向かわれる姿が印象的です。語りとともに楽しみにしています。次回もよろしくお願いします。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター