<シンポジウムの様子/平成25年11月30日(土)>

『シンポジウム』  邪馬台国論争再考−飛鳥にて−
『パネリスト』    北條 芳隆 氏(東海大学教授 考古学)
            小路田 泰直(奈良女子大学教授 歴史学)
『コメンテーター』 今尾 文昭 氏(奈良県立橿原考古学研究所) 


『シンポジウム風景写真』



「日本の歴史教育での唯一の論争はこの邪馬台国問題だけど、それって変じゃないですか?もっといろいろな話題で論争があってもいいじゃないですか?」とシンポジウム終了時に小路田副学長コメントがありましたが、人の意見を聴き、そして自分の持論をさらに磨くことがきっと大好きで、寄れば意見交換が終わらないといった3人の方々の論議は、まだまだ何時間でも聞いていたい楽しいものでした。シンポジウムは最初に東海大学北條先生から北九州ー丹後ー大和の邪馬台国連合と、備前・日向ー吉備・讃岐の狗奴国連合についての説、続いて本学小路田副学長から魏志倭人伝に残る「南、邪馬壱国に至る、女王の都する所、水行十日陸行一月」の行路を、日本海側より、本州を横断する山脈が一部途切れる海抜の低い由良川・加古川ルートから大和に入れば説明がつくという説が紹介されました。さらに狗奴国は、熊国を語源とし、湯国、つまり鉄を輸入していたのではないか、そして我が国の輸出物は硫黄であり、このように推論すると説明つきやすい神々の名があると紹介されていました。白熱する議論を聞くことはとても楽しかったのですが、終盤には自分も持論をもって参戦してみたい、そんな気持ちがわいてきました。


『シンポジウム映像』

  はじめに
  北條芳隆氏(東海大学教授 考古学)
  小路田泰直(奈良女子大学教授 歴史学)
  討論(コメンテータ:今尾 文昭 氏(奈良県立橿原考古学研究所)
  おわりに

      


『受講者アンケートより』


・時間が足りないくらい熱心な研究発表で聞き応えがありました。奈良北部だけでなく、中南和を会場にしたこういった機会をもっと設けていただきたいと思います。
・ユニークな邪馬台国、狗奴国の連合国対立の図式にびっくりしました。まとまった本になればぜひ読んでみたいと思います。
・日本海ルートの日程説は目からウロコの落ちる思いで(事実はどうであれ)実に実に興味深く拝聴いたしました。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター