<公開講座の様子/平成25年12月14日(土)>

『講座名』 「劇場型百貨店」〜居心地のよさと刺激の空間からの情報発信〜
『講  師』  佐藤恵子氏 (エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社)


『講義風景写真』



社会連携センターでの公開講座では、毎年1件ビジネス講座を企画してきました。平成23年度は「くまモンによる熊本県のKANSAI戦略」として熊本県くまもとブランド推進課 くまモンとその秘書 成尾雅貴氏に、平成24年度は「コンテンツ 生かすも殺すも 腕次第」として(株)電通関西支社統合ソリューション局 野上卓志氏に講義をお願いしました。さて、「阪急うめだ本店 は、7年を超えるという建て替え期間を経て ,昨年11月21日(水)グランドオープンされたことは記憶に新しいのではないでしょうか。 百貨店超激戦市場の大阪にあって、地域一番の集客を持続する同店のコンセプト「劇場型百貨店」とその具現化についてお話いただきました。 改装中に、博多阪急、西宮阪急、東京メンズ阪急で試行的に行ったことの集大成としての梅田阪急本店、そこにある「驚き」「発見」「学び」「感動」「憧れ」という心理に働きかける工夫を豊富な事例を通してご紹介いただきました。ビジネスの場だけでなく、小さなイベントなどでも同じ理論が適用できるように思えます。


『受講者アンケートより』


・こんなにたくさんの仕掛けがされている百貨店なのか!!と驚きました。増築に際して、そのときの社会情勢、立地環境・周辺環境など、きちんと問題点をピックアップして、吟味してゆく姿勢が素晴らしいと思いました。“お買い物って楽しいんだ”というのは事実だと思うのでどうやって楽しくお買い物をしてもらえるか、この講演で学んだことを活かして考えていきたいと思います。
・詳しく話していただいて「劇場型百貨店」の意味が良く分かった。インターネットと違って商品・サービスの内容を知ってもらうためのアプローチを苦労して成功されたのだと思います。顧客視点の催し物という考え方が徹底していると思いました。面白かったです。
・企業の現役のかたから「来てもらう」ためのコダワリと想い入れを話していただき、言われてみて、はじめて気付いたことが多くあり、良い講座でした。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター