<公開講座の様子/平成26年 5月17日>

『講座名』 平安時代と未来を繋ぐ平成の修理事業
『講  師』 宮城俊作(奈良女子大学教授)


『公開講座風景写真』


黄緑色の若葉が 青々と日々変化する時期にあって、緑豊かな平等院境内で 公開講座を開講しました。講座では平等院役員を務められています本学生活環境学部住環境学科の教授宮城俊作が講師となり、平成修理で、色調を当時の「丹土塗り」とされた理由など修復の話を中心に説明されました。参加いただいた方々からは、「瓦はどこで造られのですか?」「この修復によって何年持つことになりますか?」と次々と質問があり、平等院鳳凰堂への愛着の高さを感じました。


『受講者アンケートより』


・宮城先生の解説は分かりやすく″戦略的″に将来像(寺院のみならず宇治のまちづくりも)を話され、千年の歴史、百年の将来が思い浮かぶことができました。次回の訪問が楽しみです。
・平等院を訪れるのは二十年ぶりくらいです。大変落ち着いた格の高いたたずまいに感動いたしました。建物とそれを取り巻く樹木、水辺、景観とはたくさんの調和の中に成り立つということが宮城先生のお話の中で感じることができました。
・何十年ぶりかの平等院でしたが、痛んでいたころの平等院を心配していたのがこのようによみがえり、これから先50〜100年、人々の心の平安を祈ってくれるよう願います。観光だけではなく、説明をお聴きできると興味が深くなり、また来ます。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター