<公開講座の様子/平成26年10月11日>

『講座名』 ミクロな不思議とマクロな不思議〜物質科学を中心として〜
『講  師』 吉岡英生(奈良女子大学教授)
        狐崎 創(奈良女子大学准教授)


『公開講座風景写真』


 理学部公開講座の後期は、「物質が示す多様な性質とその系統的な理解(物質科学入門として)」教授吉岡英生、「ものの強さと壊れ方のパターン(非線形科学を中心として)」准教授狐崎創の2本立てで行われました。前半では量 子力学から始まり、半導体、カーボンナノチューブ、青色LEDなど最近の話題にまで、物理人の写真を交えながら紹介されました。難解な数式も人物と共に紹介されると不思議と身近に感じるものです。後半は、ものが壊れるということから話が始まり、亀裂パターンや柱状節理の室内実験(溶岩の冷却でできる地形とコンスターチの乾燥破壊の図が同一に見える不思議さ)、さらには血液の燥破壊の亀裂のでき方で体調がわかるといった話しにもおよび、こういう学問分野があるのかと皆さん、真剣に聞き入っておられました。


『受講者アンケートより』


・毎年参加させて頂いています。毎年の開催に感謝いたします。資料がよくできています。見易く有り難いです。
・奈良県内で理学の本格的な公開講座を開いていただいてありがとうございます(大阪大学や京都大学は遠いので助かります)。
・たくさんの図、写真で、何が問題になっているのか、結果は何かがはっきりと示されました。全て新鮮に聞こえましたが、特に「新奇な電子状態」の項目はおもしろかったです。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター