奈良女子大学・奈良まほろば館連携<連続公開講座>  『奈良を拓く』


<第五回>
・開講日時  2015年 4月 8日(水) 16時30分―18時
・題  目  南都浄土曼陀羅の世界〜人々はどんな浄土を願ったのか〜
・講  師  千本英史(人文科学系教授)


<第六回>
・開講日時  2015年 5月13日(水) 16時30分―18時
・題  目  奈良にうまいものあり
・講  師  高村仁知(生活環境科学系教授)
・募集開始  2015年 4月13日(月)

<第七回>
・開講日時  2015年 6月10日(水) 16時30分―18時
・題  目  木造文化財の耐震補強
・講  師  瀧野敦夫(生活環境科学系講師)
・募集開始  2015年 5月10日(日)

<第八回>
・開講日時  2015年 7月 8日(水) 16時30分―18時
・題  目  奈良の農と食文化―柿の話を中心に―
・講  師  寺岡伸悟(人文科学系教授)
・募集開始  2015年 6月 8日(月)(予定)

・場  所  
奈良まほろば館2階(東京都中央区日本橋)
・定  員  70名(先着申込み順)

<お申込み>

   お申込みは、 各講座ごとに、それぞれの開催日の約一か月前より、おこなっていただくことができます。
ハガキまたはFAX、あるいは奈良まほろば館HPの「申込フォーム」からお申込みください。ハガキまたはFAXの場合は、必要事項(講演名・講演日・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢)を明記いただき、
奈良まほろば館までお送りください。

      ・〒103−0022 東京都中央区日本橋室町1-6-2 日本橋室町162ビル 奈良まほろば館2F
      ・TEL 03-3516-3931(開館時間10:30〜19:00)
      ・FAX 03-3516-3932

お申込みは それぞれの講座毎の募集開始日より行っていただきます。複数同時申込み等は受け付けられませんのでご注意ください。

<講座概要>

・講 師  千本英史:
・題 目  南都浄土曼陀羅の世界〜人々はどんな浄土を願ったのか〜

曼陀羅というとつい弘法大師両界曼陀羅を思い浮かべるが、曼陀羅にもいろいろな種類がある。中将姫の説話で有名な「当麻曼陀羅」も浄土の風景を写した「浄土曼陀羅」のひとつである。南都(奈良)に縁の深い「浄土曼陀羅」には、他に「智光曼陀羅」や「清海曼陀羅」があり、「当麻曼陀羅」とあわせて「浄土三曼陀羅」と称せられる。この三曼陀羅の図像と関連説話とを一緒に確認しながら、人々がどんな浄土を願っていたのかについて考えてみたい。

・講 師  高村仁知:
・題 目  奈良にうまいものあり

志賀直哉の随筆「奈良」に「食ひものはうまい物のない所だ」と書かれているように、古都奈良にはおいしいものがないように思われがちです。しかし、奈良は、古くから日本の中心地であり、また、シルクロードの終着点として、海外とも交流も盛んでした。京に都が移ってからも、社寺を中心に繁栄してきたことから、さまざまな「おいしいもの」が奈良で生まれ、作られてきました。今回の講座では、奈良で生まれた食品と、今、奈良で作られている「おいしいもの」について、紹介したいと思います。

・講 師  瀧野敦夫:
・題 目  木造文化財の耐震補強

奈良をはじめ日本には数多くの木造の文化財建造物が残されています。近年では防災意識の高まりから耐震補強を伴う大規模工事が実施されることも多くなり、例えば奈良では、唐招提寺金堂(国宝)の改修修理を終え、現在も薬師寺東塔(国宝)の改修修理、称念寺(重要文化財)の改修修理、興福寺中金堂復元工事(新築工事)などの大型プロジェクトが進行中です。しかし、このような伝統的な木造建築物では耐震診断や補強設計も一筋縄ではいきません。地震が起きた時にこれらの建物がどのような被害を受けるのか、またどのような補強が必要なのか、具体的な事例を通して解説します。

・講 師  寺岡伸悟:
・題 目  奈良の農と食文化―柿の話を中心に―

奈良県は全国有数の柿の産地であり、柿をめぐる歴史や文化にあふれた所です。甘柿のルーツとされる御所柿の存在やその復活の取り組み、また奈良県名産の柿の葉寿司に代表される柿の葉の利用の歴史や現在などを中心に、一部、他の農産物・特産物の話も交えながら、奈良の農と食文化のお話から奈良の地域文化の特徴を考えてみたいと思います。

    

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター