<公開講座の様子/平成27年 5月23日>

『講座名』 数学・エピソード2015
『講  師』 梅垣由美子(奈良女子大学准教授),谷口雅彦(奈良女子大学教授)


『公開講座風景写真』


数学講座は毎年開催されていて、受講生の方は「今年は何日かな」と公開講座のWebサイトを楽しみに調べてくださっているとお聞きしました。「毎年は夏でしたよね」と多くの方に声をかけられ、すっかり定着している講座だと改めて感じました。
2人の先生が昼休みを挟んで90分じっくりと講義され、難易度も決して低くはないのですが、中学生から80歳台の方まで、みなさん授業に集中されていました。最前列に3人並んで聞いていたのは、後で聞くと中学生とか(高校生かな?と思っていました)。多くの年代で楽しめる数学っていいですね。


『受講者アンケートより』


・L関数、ゼータ関数が何のことが解からず、ついていけなかった。途中まで は面白かったです。
・「数学を勉強したい」と高校の先生に言ったら、「君、整数論だけはやめて おけ」との話を以前、どこかの本で読んだのを思い出した。初等整数論の本で 約2年独習したので、先生の話す「環、体、イデアル、フェルマー最終定理・・」 の単語は理解できた。生きた講義での説明は難解ではあるが楽しかった。
・物理的なカオスと数学的カオスが違うことがわかった。数学には時間の概念 が無いなど再認識。数学的カオスには、色々な概念が出てきて俗にいうカオス 程、単純ではないことが解かる。
・世の中は解からないことばかりで、数学だけが難しい訳ではない。今日の講 義も95%以上理解できませんでしたが、ちっとも退屈しませんでした。
・自分の視点がちょっと変わるようなことが何回もあってとてもおもしろかっ たです。
・大変熱く講義をしていただき、学生時代に戻ったような気がしました。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター