大好きな地元に高齢者になっても住みつづけていくためには何が必要でしょうか。
少なくとも、(1)地域の文化を守り、(2)からだ(健 康)に気をつけ、(3)生業となる仕事をつくり、(4)高齢者でも仕事が楽になる道具(機械)を手に入れることが大事だと考えられます。こうした発想のもと、平成23年より、下市町の栃原地区を舞台に「高齢者の営農を支える『らくらく農法』の開発」という事業を産官学連携 で進めてきました。
今回は、その概要と、上記の(1)にあたる集落の文化や後継者を調べ、地域の将来を考える材料をつくる方法(集落点検)についてお話しま す。
さらに、下市町の将来を考えるときに気になるのは、下市を離れて住んでいる息子さん 娘さんたち「他出子」の考えです。私達のグループで は、今年の正月に、下市町5地区の他出子を対象にしたアンケート調査を行いました。今回はその結果を報告し、皆さんと一緒に、その結果に ついて、意見交換をしたいと思います。皆さんの意見も伺いながら、下市町の将来について考えるきっかけとできれば幸いです。
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