<公開講座の様子/平成28年10月 1日>

『講座名』 「−多彩な自然現象を考える−」
『講  師』  戸田幹人(自然科学系物理学領域准教授)、石井邦和(自然科学系物理学領域准教授)


『公開講座風景写真』


 前半は「自然におけるデタラメを考える」と題して、戸田准教授が物理学の立場から見たデタラメの現象について、歴史的な研究の流れや最新の研究について、動画などを用いながら解説したり、身近な現象から紹介しました。後半は石井准教授が「自然と放射線を考える」と題して、放射線と放射能の違いの解説や、これまでの研究者の紹介を通じて現在の生活にどのように応用・利用されているのかが紹介されました。途中休憩を挟んだものの、午後からの長時間に渡る講義にも関わらず、参加者のみなさんはメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。


『受講者アンケートより』


・今はいろいろな実験が動画で見られることは驚きでした。「百聞は一見に如かず」で隔世の感がしました。放射線が、現代の生活に深く関わっていることがわかりました。医療や歴史研究で身近に使用されていることが良く理解できました。
・戸田先生:身近な現象にたくさんのカオスがあることを知ることができました。特に、蛇口の水滴の話しはおもしろかったです。家に戻ったら、実験してみたいと思いました。次は量子力学の話しも聞きたいです。
 石井先生:「放射線は危険!」というイメージでしたが、私たちの身のまわりでたくさん活用されていることを知りました。(例えば、ガン治療、etc.)シーベルト、ベクレルという単位はテレビでよく聞きますが、よく分かりませんでしたが、少し分かるようになった気がします。
・戸田先生のお話、終始楽しく聴かせていただきました。映像もあり、わかりやすく、身近な現象に様々なカオスがあることを知りました。“数学的な話はしない”とおっしゃっていましたが、ぜひ、聴いてみたいと思いました。石井先生のお話は、化学の苦手な私も聴こうと思えるような、わかりやすく興味のもてる説明で写真も多く楽しかったです。
・大変興味深く拝聴しました。現役の研究者の話は、迫力満点でした。汗だくの御解説に感謝致します。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター