<公開講座の様子/平成28年10月22日>

『講座名』 「秘蔵写真でたどる女子留学生の奈良−その夢と青春−」
『講  師』 野村 鮎子 (人文科学系言語文化学領域教授)


『公開講座風景写真』


『奈良女子高等師範学校とアジアの留学生 (奈良女子大学叢書) 』(敬文舎)の刊行に寄せて開催された講座です。これまで集めた沢山の資料や写真、インタビューをもとにまとめられたお話しから、歴史に思いをはせる一時を過ごしました。本学の留学生もたくさん参加しており、高等師範学校時代の留学生の日常生活や寮での生活、禁断の恋に興味を持ったようでした。


『受講者アンケートより』


・かつてこの地で過ごした異国の留学生の青春、そしてその後の人生に思いを致すと涙が出そうでした。古い記念館の建物の中で聞くと、より感銘深いものがありました。
・貴重なお話しと写真、有難うございました。戦争やその後の国際関係の中で、辛いご経験もされたかと思いますが、そんな中でも例え一時期でも(奈良に来て良かった)と感じられることがあったと知り、せめてもの救いでした。奈良女子大学に編入学した時、中国からの留学生と知り合い、今でもずっと友達です。
・自分の大学の歴史について学ぶ機会が今まであまりなかった上に、曾祖母から聞いた話でしか師範学校のことを知らなかったので、留学生の視点で大学を見るというのが新鮮でとてもおもしろかったです。
・貴重な女学生たちの写真が非常に魅力的でした。「禁断の恋」の部分はもっと掘り下げて聞いてみたかったです。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター