奈良女子大学・近鉄文化サロン阿倍野連携<共催講座>


株式会社近鉄百貨店と平成29年4月に共同で文化事業を実施するための協定を結びました。その協定に基づき、共催で講座を開催することになりました。ご参加お待ちしております。


・開講日時  2017年 5月13日(土)10時30分〜12時
・題  目  邪馬台国論争の真実−魏志倭人伝の新しい読み方−
・講  師  小路田 泰直
(副学長)

・開講日時  2017年 6月10日(土) 10時30分―12時
・題  目  正倉院展のPR−2005年の「事件」を読み解く
・講  師  小川 伸彦
(文学部 人文社会学科 教授)

・開講日時  2017年 7月 8日(土) 10時30分―12時
・題  目  “正しい”言葉と“誤った”言葉
・講  師  尾山 慎
(文学部 言語文化学科 准教授)

・開講日時  2017年 8月26日(土) 10時30分―12時
・題  目  都市伝説−近世怪談にみる環境・文化・情報−
・講  師  内田 忠賢
(文学部 人文社会学科 教授)

・開講日時  2017年 9月 9日(土) 10時30分―12時
・題  目  『萬葉集』の和歌のことば
・講  師  奥村 和美
(文学部 言語文化学科 教授)

・会  場  近鉄文化サロン阿倍野
        (大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階)


・受 講 料  各1回 会員 1,188円、一般 1,620円


<お申込み・お問合せ>
  近鉄文化サロン 阿倍野
      ・〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階
      ・TEL 06-6625-1771
       (受付時間)10:00〜20:00(日曜・休講日は10:00〜17:30)
        ※休講日 4/29(土・祝)〜5/5(金・祝)、8/12(土)〜8/16(水)、8/31(木)、
             9/29(金)、9/30(土)
        ※8/13(日)〜8/15(火)は受付業務はお休みです。

<講座概要>

・講 師  小路田泰直:副学長
・題 目  邪馬台国論争の真実−魏志倭人伝の新しい読み方−

  『魏志倭人伝』の記事には不可解な謎がある。これが邪馬台国論争の出発点ですが、実は同記事には何の不可解さもない、というのが私の意見です。当然邪馬台国とは大和国のことです。しかもそう考えた時、この国の歴史がこれまでとは全く違って見えてきます。その新しい日本史の見方を提示したいと思います。


・講 師  小川伸彦:文学部 人文社会学科 文化メディア学コース 教授
・題 目  正倉院展のPR−2005年の「事件」を読み解く

  毎年秋に奈良で開催される正倉院展。その入場者数は2003年前後には約13〜4万人でした。決して少なくはないのですが、2005年に突如増加し現在に至っています。要因は積極的な広報展開にありました。それはまさに広報メディア史上の「事件」ともいえる出来事だったのです。だれがどんなコンセプトで何をしたのか。当事者への取材と資料にもとづき社会学的な視点から読み解いていきます。


・講 師  尾山 慎:文学部 言語文化学科 日本アジア言語文化学コース 准教授
・題 目  “正しい”言葉と“誤った”言葉

  私たちが日々の生活を送るうえで、言葉は欠かすことができませんが、「やかんをわかす」(=やかんの中の水を沸かしてお湯にする)、「自転車をこぐ」(=自転車のペダルをこぐ)、など、よく考えると妙な表現があります。なぜ、このような言い方をするのでしょう。言葉の「正しい/間違い」とは何なのか、考えてみたいと思います。


・講 師  内田忠賢:文学部 人文社会学科 文化メディア学コース 教授
・題 目  都市伝説−近世怪談にみる環境・文化・情報−

  近世の大都市・江戸で巷間に流布した怪談を検討しながら、大都会の環境や想像力、情報伝達の有様をお話したいと思います。


・講 師  奥村 和美:文学部 言語文化学科 日本アジア言語文化学コース 教授
・題 目  『萬葉集』の和歌のことば

  最近、巷で関心の集まっている「やまとことば(大和言葉・和語・倭語)」。古来から日本にあった日本固有語を指して言われているようです。では、日本最古の歌集である『萬葉集』の和歌は、「やまとことば」だけで作られているのでしょうか。本講座では、そのような、上代びとの用いた和歌のことばについてお話しいたします。


    

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター