<公開講座の様子/平成29年 9月24日>

『講座名』 「桜井市の記紀萬葉歌碑」
『講 師』  奥村 和美(文学部 言語文化学科 日本アジア言語文化学コース 教授)


『公開講座風景写真』


昨年、桜井市と本学とは協働連携に関する基本協定を締結しました。その一環として、昨年に引き続き桜井市で講演会を開催しました。
 小路田泰直副学長による挨拶の後、本学文学部言語文化学科日本アジア言語文化学コースの奥村和美教授より「桜井市の記紀万葉歌碑」というタイトルで講演がありました。桜井市には60基を超える記紀万葉歌碑が建てられています。その中から、6首ほどを取り上げて、歌の持つ意味だけでなく、普段見かける歌は、漢字と平仮名で書かれているけれども、実際に書かれている文字は、平仮名やカタカナがない時代のものなので漢字ばかりの歌であること、そのため、読み下し文の解釈は、時代や人によって異なるということなどの解説をされました。受講者からは、全歌碑の解説をシリーズ講座で開催して欲しいという要望も出ていました。


『受講者アンケートより』


・万葉集の歌碑について理解出来ました。もっと他の歌碑も公開講座にて解釈をして欲しい。
・吉隠の穂積皇子の歌の説明が楽しかった!!盈昃(えいしょく)の説明ありがとうございます。せっかくの桜井市の万葉歌碑を生かすため、シリーズものの勉強会(説明会)を期待しています!!
・桜井という地が歴史性豊かなところということが分かり大変興味深く拝聴しました。また機会があれば現地で碑を見てみたいと思いました。
・時代により漢字の読み違いの解説が面白かった。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター