<公開講座の様子/平成29年 9月30日>

『講座名』 「住み続けるための住まいのバリアフリー改善」
『講 師』  室崎 千重(生活環境学部 住環境学科 講師)


『公開講座風景写真』


 生活環境学部の公開講座として同学部住環境学科の室崎千重講師より「住み続けるための住まいのバリアフリー改善」と題して開催されました。導入として、家庭内の事故はどんな場所やシーンで起こるかを数値や事例を示しながらのお話には、参加者の方も心当たりがおありのようで、うなずきながら聞いておられました。それらに対する改善の工夫に対しては、いろいろなグッズの現物を見せながら紹介がありました。最後は、加齢による身体機能の変化の実体験をした後、工事を含むような住環境の整備の例や注意点について、具体例を挙げながら説明がありました。参加者は、身近な講演内容から、今後の自身の住まい方、また家族の住まい方の将来についてイメージが沸いたようでした。また、講座の参加者に対して、室崎研究室の大学院生が、キッチン設備に関するアンケートの協力依頼がなされていました。


『受講者アンケートより』


・家庭内の事故が色々ある事がわかり、防止についてもくわしく説明していただいて有難うございました。参考にさせていただきます。実生活に役立つと思われます。リフォーム時に参考にさせていただきます。
・離れて暮らす両親(2人暮らし)の生活がよりよくなるようにバリアフリーリフォームを考え始めています。大工さんなど業者に頼む前に、まず考える事があればと思い受講しました。そんな私には、今回の内容は、とても参考になりました。
・現在、大学で環境の勉強をしているのですが、福祉住環境に興味があり、今回、この講座に参加させていただきました。住宅改造や高齢者の事故の実態を知ることができてよかったです。親せきに車いすのおばあちゃんがいたり、実際に祖父母の家もせまくて、段差が多かったりするので、普段からも色々と考えているつもりでしたが、見えていなかったところ、気づかなかったところ、初めて知ったことがたくさんあって、とてもおもしろかったです。
・手すり、杖の有用性を体感するための体験は、とてもわかり易くてよかったです。頭では理解していたつもりですが、実体験できてよくわかりました。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター