奈良女子大学・近鉄文化サロン阿倍野連携<共催講座>


株式会社近鉄百貨店と平成29年4月に共同で文化事業を実施するための協定を結びました。その協定に基づき、共催で講座を開催することになりました。ご参加お待ちしております。


・開講日時  2017年10月 7日(土)10時30分―12時
・題  目  気候変動と日本の歴史
・講  師  西谷地 晴美
(文学部 人文社会学科 歴史学コース 教授)

・開講日時  2017年11月25日(土) 10時30分―12時
・題  目  木簡が語る古代の大阪−長屋王家木簡を中心に−
・講  師  舘野 和己
(古代学学術研究センター 特任教授)

・開講日時  2017年12月16日(土) 10時30分―12時
・題  目  日本に伝わったペルシア語
・講  師  矢島 洋一
(文学部 人文社会学科 歴史学コース 准教授)

・開講日時  2018年 2月10日(土) 10時30分―12時
・題  目  甘葛から始まる甘みの文化
・講  師  山辺 規子
(文学部 人文社会学科 歴史学コース 教授)

・開講日時  2018年 3月10日(土) 10時30分―12時
・題  目  国風文化と『源氏物語』
・講  師  西村 さとみ
(文学部 人文社会学科 歴史学コース 准教授)

・会  場  近鉄文化サロン阿倍野
        (大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階)


・受 講 料  各1回 会員 1,188円、一般 1,620円


<お申込み・お問合せ>
  近鉄文化サロン 阿倍野
      ・〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階
      ・TEL 06-6625-1771
       (受付時間)10:00〜20:00(日曜・休講日は10:00〜17:30)
        ※休講日 9/29(金)、9/30(土)、10月29日(日)〜10月31日(火)、
            11月29日(水)、11月30日(木)

<講座概要>

・講 師  西谷地 晴美:文学部 人文社会学科 歴史学コース 教授
・題 目  気候変動と日本の歴史

  日本の古代・中世は、どのような気候条件のなかで推移したのでしょうか。近年のめざましい気候科学の進歩によって、過去1年単位で気温と湿度の偏差がわかるようになりました。最新のデータに基づいて日本の歴史を考えます。


・講 師  舘野 和己:古代学学術研究センター 特任教授
・題 目  木簡が語る古代の大阪−長屋王家木簡を中心に−

  奈良時代前半に左大臣を勤めながら、謀反の疑いをかけられて自殺した長屋王。平城京左京にあった王の邸宅跡から出土した大量の木簡の中には、古代の大阪地域−摂津・河内−関係のものが多数あります。それらを読み解き、長屋王家が古代大阪地域とどのような関係を有していたかを考えたいと思います。


・講 師  矢島 洋一:文学部 人文社会学科 歴史学コース 准教授
・題 目  日本に伝わったペルシア語

  遥か西方の国イランの言葉、ペルシア語。一見日本の歴史とは縁が薄そうですが、実はペルシア語が記されたものがしばしば日本にも伝わってきています。本講座では、古代の奈良・中世の京都・近世の長崎に残されたペルシア語資料を紹介し、なぜそんなものが日本に存在するのか、という謎に迫ります。


・講 師  山辺 規子:文学部 人文社会学科 歴史学コース 教授
・題 目  甘葛から始まる甘みの文化

  奈良女子大学では、2011年から古代の甘味料「甘葛」の再現に取り組んでいます。甘葛は、清少納言が『枕 草子』に書き残した日本独自の甘味料ですが、日本には他にも干柿などの果物、甘酒、みりんなど注目できる甘味があります。そして、饅頭、羊羹、カステラといった菓子に砂糖。ここでは、いくつかの「甘味」に焦点をあてて、甘みの文化を考えます。


・講 師  西村 さとみ:文学部 人文社会学科 歴史学コース 准教授
・題 目  国風文化と『源氏物語』

  近年、国風文化をめぐる認識は大きく変化しています。その研究の現状をふまえ、「雅」と「国風」の語を緒として当該期の社会状況をとらえ、国風文化誕生の歴史的意義を問いなおします。また、それを通して、国風文化を代表する作品の1つに数えられる『源氏物語』の創造の背景にも言及したいと思います。


    

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター