<公開講座の様子/平成29年10月14日>

『講座名』 「詩は絵のごとく−イギリス文学と視覚的表現−」
『講 師』  齊藤 美和(文学部言語文化学科ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース 准教授)
       西出 良郎(文学部言語文化学科ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース 教授)


『公開講座風景写真』


文学部後期の公開講座は「詩は絵のごとく−イギリス文学と視覚的表現−」と題して開催されました。前半は文学部言語文化学科ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コースの齊藤美和准教授により「移ろいゆく<時>の詩とエンブレム」として、エンブレムについて、図や原文、訳文を示しながら解説いただきまし た。後半は同じく西出良郎教授により「シェイクスピアのエクフラシス」として、絵画などの芸術作品を言葉で描写する“エクフラシス”を取り上げ、シェイクスピアの作品中心に解説しました。両者ともに、英文の朗読があり、参加者は心地よく聞き入られたようです。


『受講者アンケートより』


・「興味のある内容についてお話しを聞かせて頂いて大変面白かったです。私は西洋絵画や美術史にも興味があるのですが、先生方の授業で同じような内容を扱ったものなどあるのか気になりました。今まで詩は難しいというイメージが強くてあまり読んだこともなかったのですが、読んでみようと思いました。
・エンブレムという作品については今まで知りませんでした。絵(図像)が表現しているもの、警句、短詩から謎を解くのがクイズのようで楽しかったです。言葉を聞いて風景などを思い浮かべて劇を見るというシェイクスピア作品は、能楽にも似ているように思いました。興味深い講座でした。
・初めて知る分野であったが、大変魅力的な分野であることが分かった。両先生の声が大変よかった。目を閉じて聞いていると、風景が思い出すことができました。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター