<公開講座の様子/平成30年 6月16日>

『講座名』 「観光による地域の食と農の価値の再発見−ネパール・ベトナム・奈良を事例に−」
『講  師』 青木 美紗(生活環境学部生活文化学科 講師)


『公開講座風景写真』


生活環境学部の公開講座は、生活文化学科の青木美紗講師によって「観光による地域の食と農の価値の再発見−ネパール・ベトナム・奈良を事例に−」と題して開催されました。食と農における観光の動向について説明の後、実際に訪れて調査したネパールの観光による「有機農業」の広がりや、ベトナムの伝統的農業の観光化についての紹介がありました。奈良の事例は、食の生産現場を消費者が訪れるということで両者の意識がどう変化するかという考えのもとに行われた、授業でのツアーについての報告でした。身近な内容に、参加者も熱心で、質疑応答も盛んにおこなわれました。


『受講者アンケートより』


・ベトナムから来ました。たくさん勉強になりました。これからベトナムのことを再度見直していきたいです。日本、ベトナム、ネパール、どこの国でも自分の良さを観光の形で伝えられて、住んでいる人々の生活が良くなったら良いなと思います。
・このような研究を続けられている先生より、じかにお話を聞けることは大変良い機会だと思いました。フィールドに入られた調査の実際をきけること、日本のローカルとの比較はとても面白かったです。オーガニックの概念についての話は、現地に入られているからこそのことだなと思いました。
・日常生活で気になっていたことをうかがえたと思っています。最後におっしゃった、観光だけでは維持することが難しい。観光をうまく活用して、雇用→県人口増加・収入増加。いろいろな事業・産業との組み合わせやつながりが持続可能にするために重要になってくると感じました。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター